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🔥第184回 DJI vs XAG

中国の会社
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──空から始まる「農業ドローン覇権戦争」と日本への波紋


1. 空の戦いが始まった!

柴くん:ねぇ小雪ちゃん、最近ニュースで“スマート農業”ってよく聞くけど、
あれってドローンが中心なの?

小雪ちゃん:そうだよ。
今、中国では**「空の農業戦争」が起きてるんだ!
主役はもちろん、世界No.1ドローン企業の
DJI(大疆)と、
そのライバル
XAG(極飛科技)**。

柴くん:どっちも中国なんだね!
小雪ちゃん:うん。でも方向性が違う。
DJIは「テクノロジーの巨人」、
XAGは「農業特化の革新者」って感じかな。


2. ざっくり比較してみよう

項目DJI AgricultureXAG(極飛科技)
設立2006年(深圳)2012年(広州)
年間売上(2024)約2,000億円約700億円
市場シェア(農業ドローン)約60%約20%
主力モデルAgras T50P100 Pro
特徴精度・信頼性・安定性チーム連携・AI・柔軟性
モットー「空から地球を守る」「農業をクールにする」

柴くん:うわ、もう“空の天下分け目の戦い”って感じ(笑)
小雪ちゃん:そうそう。
この2社、数字だけ見るとDJIがリードしてるけど、
現場ではどっちも強みがハッキリ違うんだよ。


3. DJIの強さ:空撮から培った精度と信頼性

小雪ちゃん:まずDJI。
元々は映画撮影や建設現場で使われる空撮ドローンの世界王者
だから、GPSの精度・センサーの安定性・飛行アルゴリズムが圧倒的。

柴くん:つまり“機械としての完成度”が違うわけだね。
小雪ちゃん:うん。
農業モデル「Agras Tシリーズ」は、
1回の飛行で東京ドーム3個分の面積に農薬をまけるし、
夜間や山間部でもAIが自動でルートを調整して飛ぶ。

柴くん:すご!もう“空の農機王者”だ。


4. XAGの強さ:AI+チームで回す“次世代型”

小雪ちゃん:一方でXAGは、「現場力+AI」がすごい。
たとえば、1人の農家がスマホで3〜4台のドローンを同時に操作できる。
それに、データはクラウドに保存されてチーム全員で共有可能。

柴くん:なるほど、DJIが“1台の精度勝負”なら、
XAGは“チームプレイの効率勝負”なんだ。
小雪ちゃん:そう!
さらにXAGは、ドローンだけじゃなくて地上走行ロボットR150も開発してる。
“空と地をつなぐ”のがXAGのビジョンなんだ。


5. 戦いの舞台は「データ」

柴くん:どっちもドローン飛ばすだけじゃなくて、データ重視だよね?
小雪ちゃん:そこが今の主戦場!
DJIはAI画像解析で作物の健康状態を分析、
XAGはクラウド経由で農家チームのデータを統合。

つまり今の戦いは、
🌾「誰が一番“畑のデータ”を持ってるか」って戦いなんだ。

柴くん:それってまるで“農業版Google”争いみたいだね。


6. 日本への影響:ドローンが田んぼを守る時代に

柴くん:でもこれって、日本にも関係あるの?
小雪ちゃん:めっちゃあるよ!

日本の農業は高齢化と人手不足が深刻で、
農薬散布や肥料管理を自動化できるドローンが大注目されてる。

特にDJIとXAGは、どっちも日本市場に進出済み!

  • DJIは「DJI JAPAN」で正規販売・サポートを展開
  • XAGは「XAG Japan」名義で自治体や農協と連携

柴くん:つまり、日本の田んぼで飛んでるドローン、
じつは中国製が多いってこと?
小雪ちゃん:そう!
日本の農業現場を支えてるのは、
実は**中国発の“空のテクノロジー”**なんだよ。


7. 日本の企業も負けてない!

柴くん:でも日本企業はどうなの?
小雪ちゃん:もちろん、頑張ってるよ!

  • ヤマハ発動機:産業用無人ヘリを30年以上前から開発
  • クボタ:AIトラクター+ドローン連携で実験中
  • ソニー:撮影技術を応用して農地分析の研究

でも現状では、
操作性・価格・アフターサービス」の3点で
DJIとXAGに押されてるのが現実なんだ。


8. 価格と使いやすさの差

モデル価格(目安)操作対応エリア
DJI Agras T50約300万円タブレットで簡単操作世界100か国以上
XAG P100 Pro約250万円スマホ1台で操作可60か国以上
ヤマハ FAZER R G2(無人ヘリ)約1,000万円専用資格が必要主に日本国内

柴くん:なるほど…
ドローンの世界も“コスパと簡単さ”が勝負なんだね。
小雪ちゃん:そう。だからこそ、
DJI=完成度・信頼性
XAG=手軽さ・現場力で棲み分けてる感じ。


9. 未来:空×AI×地上ロボットの三国時代へ

小雪ちゃん:これからの農業は、
空(ドローン)+地(ロボット)+AI(データ分析)」の三本柱になると思う。

そしてその覇権を握るのは——

  • テクノロジーの深さでDJI
  • 現場の柔軟性でXAG
  • 地上の老舗パワーでJohn Deere(米)

柴くん:おお、また“三国志”構図だ(笑)
小雪ちゃん:そう(笑)
だけど、どの国も**「人を楽にする農業」**を目指してるのは同じだよ。


10. まとめ

小雪ちゃん:まとめると——

  • 中国では**DJI(大疆)とXAG(極飛科技)**がドローン農業の2大勢力。
  • DJIは精度とブランド力、XAGはAIと現場密着力で勝負。
  • 日本でも両社の機体が導入され、スマート農業の基盤を作っている。
  • 農業は今、**「空から育てる時代」**に突入してるんだ。

柴くん:なるほどね〜。
“トラクターよりドローンのほうが農家の相棒になる時代”ってすごいな。
小雪ちゃん:ほんとだね。
次に田んぼの上を飛んでるドローンを見たら、
「あれ、未来が飛んでる」って思うといいよ🚁🌾

コメント

  1. kwy093

  2. runhh5