(登場人物:小雪ちゃん=中国マニアのペキニーズ高校生/柴くん=せどり柴犬高校生)
🟦Scene1|TikTokって、そもそも中国の会社なん!?
柴くん:
小雪ちゃ~ん。ちょっとビビったんやけど、TikTokって中国の会社ってマジなん?
小雪ちゃん:
マジだよ。TikTokは「字節跳動(バイトダンス)」っていう中国企業が作ったアプリ。創業者は**張一鳴(チャン・イーミン)**っていう元エンジニア!
柴くん:
うそやん!?なんかアメリカの若者が作ったイメージあったけど…。
小雪ちゃん:
よく言われる(笑)でも実は、中国発で世界中に広がった“最強のグローバルアプリ”なんだよ。しかも、彼のすごさはTikTokだけじゃない!
柴くん:
えっ、他にもなんか作ってるん?
小雪ちゃん:
うん、彼は「AIで人間の“好み”を読み取る」ってことに特化して、スマホの中に“時間泥棒”を作りまくった人なんだよ。
柴くん:
怖っw(でもすごい)
🟦Scene2|張一鳴の出身地は、海の近くの田舎町
小雪ちゃん:
張一鳴は1983年、中国南部の福建省の竜岩市(りゅうがんし)ってとこで生まれたよ。港町のちょっと田舎で、お父さんは国営企業の技術職。
柴くん:
ほな、わりと安定した家庭なんやな?
小雪ちゃん:
そうだね。張一鳴も小さい頃から理系科目が得意で、いじり好きな子どもだったんだって。
パソコン触りながら、いろんなアプリの仕組みを自分で研究してたらしい。
柴くん:
ジャック・マーは英語、ポニー・マーは理系、王伝福はバッテリー、そして張一鳴はアプリか…みんな分野バラバラやな!
小雪ちゃん:
でも全員「未来の変化に早く気づいて、誰よりも先に動いた」って共通点があるよ。
🟦Scene3|大学時代からコード漬け
小雪ちゃん:
彼は「南開大学(なんかいだいがく)」っていう名門大学でソフトウェア工学を学んだよ。
在学中からもうウェブサイトを自作して友達の代わりに授業出欠を管理したり、いろいろ作ってた。
柴くん:
へぇ~、自分の生活を楽にするためにアプリ作ってるってこと?
小雪ちゃん:
まさにそれ。しかも卒業後はマイクロソフトに入ったんだけど、あまりにもルールが多くてつまんなくて、すぐ辞めちゃったの。
柴くん:
えー!世界的IT企業やのに!?なんで!
小雪ちゃん:
「創造性よりも会議が多い」って言ってた(笑)
自由に作れる環境じゃないと、彼の才能は生きなかったんだよね。
🟦Scene4|バイトダンス創業のきっかけは“情報がバラバラすぎる!”
小雪ちゃん:
で、2012年に「字節跳動(バイトダンス)」を創業!
最初に作ったのは「今日頭条(ジンティエン・トウティアオ)」っていうAIニュースアプリだったの。
柴くん:
え、ニュース?TikTokじゃなくて?
小雪ちゃん:
うん。彼は「みんなネットに時間かけてるのに、自分に合った情報が届いてない」って不満を感じてたの。
だから、AIでその人の興味を予測して、最適なニュースを自動で出すってアプリを作った!
柴くん:
YouTubeのおすすめみたいな?
小雪ちゃん:
まさにそれ!しかもそれを2012年の時点でやってたのがヤバい。
しかも、記事だけじゃなくて、**動画でも同じことができるんじゃね?**って発想が、後のTikTokに繋がるんだよ。
🟦Scene5|TikTok(抖音)の誕生!
小雪ちゃん:
2016年、中国で「抖音(ドウイン)」っていう短い動画アプリが誕生するよ。
それが後に、海外版として「TikTok」になるんだ。
柴くん:
じゃあ「TikTok」と「抖音」って別物なん?
小雪ちゃん:
アプリの中身は似てるけど、中国版と世界版で法律とか運営は分けてるよ。
中国政府のルールがあるから、海外と切り離す必要があったんだって。
柴くん:
なるほど~。で、あのスクロールすると次々動画出てくる仕組みも彼が考えたん?
小雪ちゃん:
うん、しかも1人1人に合った動画を見せるために、AIが“0.01秒単位”で分析してるんだよ!
柴くん:
えっ、こわw でもハマるのわかる…
🟦Scene6|アメリカもビビるグローバルヒット
小雪ちゃん:
TikTokはたった2~3年で全世界に広がって、アメリカの若者の間で大ブームになったんだよ。
柴くん:
うん、うちの妹もハマってる(笑)
小雪ちゃん:
でもそのせいで、アメリカ政府が「中国製アプリは危ない!」って問題にし始めたんだ。
柴くん:
あ~ニュースで見たことあるわ!削除されるとかされないとか…
小雪ちゃん:
そう、それくらいTikTokは影響力がありすぎるアプリになっちゃった。
でも、張一鳴は**「エンタメを通じて人をつなぐ」**って信念で作ってるから、そこに政治は入れたくなかったんだよ。
🟦Scene7|名言から見る張一鳴の頭の中
小雪ちゃん:
張一鳴の名言、いってみようか。
“越努力,越幸运。”
Yuè nǔlì, yuè xìngyùn.
「努力すればするほど、運もやってくる。」
柴くん:
え、なんかふつうじゃね?
小雪ちゃん:
でもこれ、彼がバイトダンス創業時に社内に貼ったスローガンなんだ。
彼はずっと「コツコツ試して、ちょっとずつ改善する」っていうスタイルで成長してきたんだよ。
柴くん:
あ~天才タイプっていうより、地道に積んできた系か。
小雪ちゃん:
そうそう!あと、彼のスタイルは**「自分が使いたいものを作る」**。そこにAIの技術が組み合わさると、TikTokみたいな中毒性のあるものができちゃうってわけ。
🟦Scene8|いま何してるの?未来へのビジョンは?
小雪ちゃん:
2021年、張一鳴はバイトダンスのCEOを引退したんだよ。
柴くん:
え!?まだ若いのに!なんで!?
小雪ちゃん:
「組織のマネジメントよりも、新しいことを考える時間がほしい」って理由で降りたの。
今は教育テック・AI・仮想現実にハマってるらしい。
柴くん:
なんか、ほんまに“未来人”って感じやな。
🟦Scene9|日本とのつながり
小雪ちゃん:
TikTokの日本支社もあるし、日本の音楽とか芸人もTikTokで世界にバズってるよね。
あと、張一鳴はソフトバンクの孫正義さんとも交流あるし、日本のコンテンツ消費モデルもよく研究してたらしいよ!
柴くん:
たしかに!うちのせどり商品も、TikTokで紹介されたら爆売れやもんな…
あれもAIで選ばれてるんか…。
🟦ラスト|柴くんの感想
柴くん:
てか、ジャック・マー=演説のカリスマ
ポニー・マー=静かな天才
王伝福=技術屋社長
張一鳴=スマホ魔術師
…って感じで、みんな全然ちがうけどおもろいな!
小雪ちゃん:
でしょ?でも共通してるのは、「自分が信じたことを、全力でやりきる」ってとこなんだよ。
張一鳴はその中でも、“スマホの中の世界”を変えた男って感じかな。
柴くん:
よし、おれもAIでせどり強化して、“しば一鳴”目指そかなw
小雪ちゃん:
それ、バズりそうだけど炎上もしそうだねw🐶📱
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