🎙️＃１　ジャック・マー（馬雲）編

✨️夢をあきらめずに努力を続けた人にしか“あさって”は来ない✨️

小雪ちゃん（ペキニーズ）：中国のことに詳しい女子高生
柴くん（柴犬）：中国せどりでお小遣いを稼ぐ男子高生

🟦Scene1｜アリババって知ってる？

柴くん：
小雪ちゃーん、ちょっと質問！最近さ、せどりで中国の商品仕入れるときによく「アリババ」ってサイト見るんだけど、あれ作った人ってどんな人なん？

小雪ちゃん：
おっ、頑張ってるね！アリババを作ったのは、馬雲（マーユン）っていう中国の超有名な起業家だよ。英語名は「ジャック・マー」。中国では知らない人がいないくらいのビジネス界のスター！

柴くん：
名前は聞いたことあるけど、どんな人かは知らんかったなぁ…。すごいお金持ちなん？

小雪ちゃん：
うん、元・中国一の大富豪。でも最初から天才だったわけじゃなくて、むしろめちゃくちゃ落ちこぼれだったの。

柴くん：
え、落ちこぼれって…まじ？アリババって大企業やろ？どうなってんのそれw

小雪ちゃん：
よし、じゃあ今日は「ジャック・マーの人生まるっと解説」してあげるよ。落ちこぼれからどうやって世界一のネット企業を作ったのか、ストーリーで追ってみよ！

🟦Scene2｜英語も数学もダメ！？それでも“おしゃべり力”だけはすごかった

小雪ちゃん：
ジャック・マーは1964年、中国・浙江省の杭州市（こうしゅうし）で生まれたんだ。
家はまあまあふつうの家庭。でも、子どものころから英語にめっちゃ興味があって、朝5時に起きて外国人観光客に話しかけに行ってたの！

柴くん：
えっ、ガチの行動派やん。何歳ぐらい？

小雪ちゃん：
12歳とか13歳とか。自転車で40分くらいかけて、西湖（せいこ）っていう観光地まで行って、通訳みたいなことしてたんだって。

柴くん：
すげぇ…。でも英語話せたの？

小雪ちゃん：
最初はカタコト。でも毎日会話してるうちに、ペラペラになったの。しかも仲良くなったアメリカ人の観光客から「君、英語名つけなよ」って言われて、「ジャック」って呼ばれるようになったんだよ。

柴くん：
まじか～！じゃあ“ジャック・マー”って、外国人がつけた名前なんや！

🟦Scene3｜大学受験も就活も30社落ちた！？でも諦めなかった

小雪ちゃん：
でもね、勉強は全然ダメだったの。特に数学は大の苦手。
大学受験も何度も落ちて、3回目でようやく「杭州師範大学」っていう教育系の大学に合格できたんだ。

柴くん：
意外と普通の大学なんやな。

小雪ちゃん：
うん、エリートコースって感じじゃなかった。でも大学では英語を専攻して、英語の先生になったの。

柴くん：
先生からアリババ社長に！？どういう流れやねんそれw

小雪ちゃん：
それがまたすごくてさ、卒業後に就職活動30社くらい落ちてるんだよ。マクドナルドのバイトですら落ちた。

柴くん：
うそやん！？マックってそんな厳しいん！？w

小雪ちゃん：
彼が言ってた有名な話があってね。

「KFC（ケンタッキー）が中国に来たとき、24人応募して23人が受かって、落ちた1人が僕だった」
…って自虐してたよ（笑）

柴くん：
いやもう伝説レベルやんw

🟦Scene4｜運命の出会いは“インターネット”だった！

小雪ちゃん：
そのあと、1995年に通訳としてアメリカに行く機会があったの。そこで初めてインターネットに触れたんだよ。

柴くん：
1995年！？ネットってもうあったん？

小雪ちゃん：
アメリカではちょうどネットブームが始まったころ。で、ジャック・マーは「中国の会社について検索しても、何も出てこない！」ってびっくりしてさ。

柴くん：
そりゃそうやろな…。今みたいな時代じゃないもん。

小雪ちゃん：
でも彼は思ったの。「これは中国にチャンスがある」って。
帰国してすぐ、自分でホームページ制作会社を立ち上げたんだよ！

🟦Scene5｜そして「アリババ」が生まれた！

小雪ちゃん：
その後、1999年に仲間18人と立ち上げたのが「阿里巴巴（アリババ）」っていう会社。最初は中国の中小企業と海外企業をつなぐBtoBサイトだったんだ。

柴くん：
AmazonみたいなECサイトじゃなかったん？

小雪ちゃん：
最初は違った。でも「タオバオ（淘宝）」っていう個人向けの通販サイトも作って、そこから一気に大きくなっていったんだ。

柴くん：
タオバオってアリババグループなん！？知らんかった！

小雪ちゃん：
うん、あと「アリペイ（支付宝）」っていうスマホ決済も彼のアイデアで始まったよ。
「現金よりスマホの方が早くて安全」って。

🟦Scene6｜名言に学ぶジャック・マーの考え方

小雪ちゃん：
彼の有名な名言をひとつ紹介するね。

今天很残酷，明天更残酷，后天很美好。
Jīntiān hěn cánkù, míngtiān gèng cánkù, hòutiān hěn měihǎo.
「今日はとてもつらい。明日はもっとつらい。でもあさってには、素晴らしい日が来る。」

柴くん：
深っ…！高校のテスト前とかに思い出したいやつやん。

小雪ちゃん：
そうそう。「夢をあきらめずに努力を続けた人にしか“あさって”は来ない」っていう意味だよ。

🟦Scene7｜日本との関わり

小雪ちゃん：
ジャック・マーは日本のこともすごく尊敬してるんだよ。特に「匠（たくみ）の精神」や「サービスの心」には感動して、タオバオにも取り入れようとしたんだって。

柴くん：
日本の影響受けてるんや！ちょっと誇らしいなw

小雪ちゃん：
ちなみにソフトバンクの孫正義さんとも超仲良しで、アリババの初期出資はソフトバンクから100億円以上。それが何兆円にもなってるから、投資としても伝説級。

🟦Scene8｜現在のジャック・マーと、未来に向けたメッセージ

小雪ちゃん：
2020年以降は政治との関係で表舞台からは引退したけど、教育事業や環境問題に取り組んでるよ。

柴くん：
なんか「お金持ち＝ずっと会社にいそう」って思ってたけど、そうじゃないんやね。

小雪ちゃん：
うん、彼はよく「人のために使わないお金には意味がない」って言ってたからね。
未来はAIとか教育とか、若者を支えることに夢中みたい。

🟦ラスト｜柴くんの感想

柴くん：
いや〜ジャック・マー、最初めっちゃ落ちこぼれやったのに、ネットと出会って人生変わったんやな…！

小雪ちゃん：
そう、「勉強ができなくても、あきらめなければ道はある」っていう、まさにその体現者だね！

柴くん：
おれもせどり、もっと本気でやってみよかな…目指せ、しばババ！

小雪ちゃん：
そこまで行ったらワンチャン漫画化されそうw