ゲームで成功、次は“心のナゾ”に人生をかける!
柴くん:
中国で最初にオンラインゲームを流行らせた人って、どんな人?
小雪ちゃん:
それならこの人!
**陳天橋(チェン・ティエンチャオ)**っていう起業家だよ。
ゲーム会社「盛大(Shanda)」を立ち上げて、中国に“ネトゲ文化”を根づかせたパイオニアなんだ。
1. 本が大好きだった子ども時代
小雪ちゃん:
陳天橋は1973年、上海で生まれたんだけど、小さいころから本が大好き。
歴史とか哲学とか、ちょっと難しいテーマが好きな、考えるのが好きな少年だったんだ。
柴くん:
へぇ~なんか文系っぽい感じ!
小雪ちゃん:
そうそう。復旦大学っていう有名な大学で法律を学んで、
そのあと銀行とかメディアの会社で働いたんだけど…
「もっとワクワクすることがしたい!」って思って、26歳で起業したの。
2. Shanda(盛大)でネトゲブーム!
小雪ちゃん:
彼が立ち上げた Shanda(盛大)は、韓国のオンラインゲーム『ミル伝説(Legend of Mir)』を中国に持ち込んで、めちゃくちゃ大ヒット!
柴くん:
どのくらい人気だったの?
小雪ちゃん:
全国のネットカフェが、ゲーム目当ての学生で満席になるくらい!
2004年にはアメリカのNASDAQに上場して、陳天橋は31歳で億万長者になったの。
3. 「お金は稼いだけど、これでいいのか?」
柴くん:
そこまで成功してたのに、なんで会社の経営から離れたの?
小雪ちゃん:
すごく稼いだはずなのに、「心が満たされない」って悩んだみたい。
“钱赚够了,还是要回到人本身。”
Qián zhuàn gòu le, hái shì yào huídào rén běnshēn.
「お金を稼ぎきったあとには、やっぱり“人間そのもの”に戻らなきゃいけない」
柴くん:
…深いな。自分を見つめ直すって、勇気いるよね。
4. アメリカで「心のナゾ」に本気で挑戦!
小雪ちゃん:
2015年、陳天橋はアメリカに引っ越して、
「Tianqiao and Chrissy Chen Institute(チェン夫妻の研究所)」をつくったの。
名前の通り、奥さんといっしょに運営してるんだよ。
柴くん:
どんな研究をしてるの?
小雪ちゃん:
テーマはズバリ、「人間の心や感情って、どうやって生まれるのか?」
脳科学とか心理学の研究に、数百億円規模で寄付してサポートしてるんだ。
柴くん:
ゲームから脳科学へって、スケールでかすぎ!
5. 「心ってどこにあるの?」という大きな問い
小雪ちゃん:
たとえばさ、「なんで人は悲しくなるの?」「希望ってどこから湧くの?」
そういうモヤっとした“こころ”の仕組みを、科学の力で明らかにしようとしてるんだよ。
柴くん:
それって、昔好きだった哲学の延長みたいな感じだね!
小雪ちゃん:
うん。研究はプロの科学者に任せて、彼は**「全力で応援する立場」**になったの。
お金だけじゃなくて、情熱とかアイデアもすごく提供してるんだよ。
6. 「なんで?」を追いかけ続ける人生
小雪ちゃん:
子どものころからずーっと、
「宇宙ってなんでできたの?」「心ってなに?」みたいな“なんで?”が止まらない人だったの。
柴くん:
そのまま大人になっても、“知りたい”を止めなかったんだね。
小雪ちゃん:
そう。ゲームも、科学も、根っこにあるのは人間に対する好奇心なんだと思う。
7. まとめ:2周目の人生も、全力で!
柴くん:
ゲームの世界で大成功して、今は“心”を研究するために人生を使ってるって…
まるでRPGの「第2章」に進んだ主人公みたい!
小雪ちゃん:
しかもまだ50代。
これからもどんなストーリーを描いていくのか、ほんとに楽しみな人だよね。
柴くん:
ぼくも、ちっちゃい「なんで?」を大事にしよっと!
小雪ちゃん:
うん、その“なんで?”が、きっと未来を動かす力になるよ🐾✨
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