「5連敗しても挑戦をやめなかった」知識オタクの大逆転物語
柴くん:
小雪ちゃん、「美団(Meituan)」って中国でめちゃくちゃ使われてるアプリの会社って聞いたけど、誰が作ったの?
小雪ちゃん:
それを作ったのが王興(ワン・シン)っていう起業家だよ。
見た目は静かでちょっとインドアっぽいんだけど、じつは中国で一番「街を変えた人」って言われるくらい、すごい人!
1. 小さな町の本好き少年
小雪ちゃん:
王興は1979年に中国の福建省の田舎町で生まれたんだ。
ふつうの家庭だったけど、本を読むのが大好きで、哲学や歴史もどんどん読む子どもだったの。
柴くん:
なんか、“静かな知識モンスター”って感じするな。
小雪ちゃん:
まさに!成績もトップクラスで、中国トップの清華大学に進学したあと、アメリカに留学もしてるよ。
2. そして始まった「連続5連敗」
柴くん:
で、美団を作って成功したんだね!
小雪ちゃん:
ううん、その前に…5回連続で起業に失敗してるんだよ。
柴くん:
えっ!? そんなに!?
小雪ちゃん:
たとえば──
- Duoduoyou(多多友):SNSアプリ。人が集まらず終了。
- Youzitu(有子图):画像共有サービス。早すぎて定着せず。
- 校内網(Renrenの前身):ヒットしたけど、自分で手放しちゃった。
- またSNS系や教育系もトライするもヒットせず…
柴くん:
うわあ…ぼくだったら3回目で心折れるかも…。
小雪ちゃん:
それでも**「実験だと思えば怖くない」**って考えて、あきらめなかったのが王興のすごいところ!
3. そしてついに「街をスマホに」──美団の誕生
小雪ちゃん:
2010年、ついに王興が立ち上げたのが**「美団(Meituan)」!**
柴くん:
出前とか予約ができるアプリだよね?
小雪ちゃん:
うん、それだけじゃなくて、食べ物、映画、配車、旅行、買い物まで何でもOK!
まるで「街の生活全部をスマホに入れたアプリ」って感じだよ。
柴くん:
LINE、楽天、食べログ、Uberが合体したみたい…ヤバすぎ。
4. 表より「裏で支える」タイプ
小雪ちゃん:
王興って、インタビューとかはあんまり出ないし、SNSもやらない。
でもその分、現場の仕組みや配達員のサポートに全力を注いでるんだよ。
柴くん:
めっちゃ“黒子”って感じだね。
小雪ちゃん:
そう。でも彼のおかげで、小さな店がITを使えるようになって、
街ごとアップグレードされたって言われてるんだ。
5. 王興の名言にこめられた“本気”
“创业是一场持久战。”
Chuàngyè shì yī chǎng chíjiǔ zhàn.
「起業は、長く続く戦いだ。」
“创业失败不可怕,可怕的是停止尝试。”
Chuàngyè shībài bù kěpà, kěpà de shì tíngzhǐ chángshì.
「起業の失敗は怖くない。怖いのは“挑戦をやめること”だ。」
柴くん:
うぉぉぉ…!その言葉、今すぐ部屋に貼るわ!
小雪ちゃん:
(笑)王興ってね、地味だけど、静かに燃えてるってタイプの起業家なんだよ。
6. まとめ:「静かな読書家」が、街を変えた
柴くん:
最初はちょっと地味な人かと思ったけど、むしろ一番カッコいいかも…
小雪ちゃん:
うん。王興は失敗してもめげずに、自分の知識と信念でコツコツ前に進む人なんだよ。
そして最後には、「中国中の人の生活を変える」アプリを作り上げたんだから、本当にすごいよね。
柴くん:
ぼくも、今やってること、すぐ結果出なくても続けてみようかな…。
小雪ちゃん:
それがきっと、未来の“成功のタネ”になるかもね🐾📱📚
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