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🏢第45回 中国宝武鋼鉄

中国の会社
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世界トップの鉄鋼企業を解剖!


1|柴くんの疑問:「鉄の会社って、そんなにすごいの?」

柴くん:
ねえ小雪ちゃん、宝武鋼鉄(Baowu Steel)って会社、めちゃくちゃデカいらしいけど…鉄ってそんなに稼げるの?

小雪ちゃん:
うん、実は宝武鋼鉄って**「世界一の鉄鋼メーカー」なの。
2024年の粗鋼生産量は
1億3,130万トン**で、世界トップ!

柴くん:
1億トン超え!? 想像もつかないよ…。それって日本企業よりも大きいの?

小雪ちゃん:
比べてみようか!


2|世界&日本の鉄鋼業界ランキング(2024年)

ランキング企業名粗鋼生産量(2024年・概算)
1位宝武鋼鉄(Baowu)中国約1億3,130万トン
2位アルセロール・ミッタルルクセンブルク約7,000万トン
3位鞍鋼集団(Ansteel)中国約5,000万トン
8位日本製鉄(Nippon Steel)日本約4,800万トン
15位JFEスチール日本約2,500万トン

柴くん:
おお、宝武って日本製鉄の約3倍くらい作ってるんだね!

小雪ちゃん:
そう。しかも宝武はここ数年で国営企業の合併を繰り返して、どんどん巨大化してるの。


3|どんなことしてる会社なの?

小雪ちゃん:
宝武鋼鉄は、主にこんなことをしてるよ!

  • 鉄鋼製品の製造・販売(自動車・建設・家電向けなど)
  • 金属リサイクル事業(中国国内最大級)
  • スマート製鉄所の開発(AIやIoT導入で効率アップ)
  • グリーンスチール(水素製鉄など、CO₂排出を抑えた鉄づくり)

柴くん:
AIとか環境配慮とか、鉄の世界も進んでるんだね…。


4|合併の歴史と「中国式メガ合体」

小雪ちゃん:
実は宝武鋼鉄は、もともと「宝山鋼鉄」と「武漢鋼鉄」って別々の会社だったんだけど、
2016年に国の指示で合併してできたのが「宝武鋼鉄」だよ。

それ以降も…

  • 2020年:重慶鋼鉄グループを吸収
  • 2021年:中国鋼研集団を統合
  • 2023年:山東鋼鉄集団を吸収

と、まるで合体ロボみたいに巨大化中!

柴くん:
まさに“鉄の合体ロボ”…!


5|日本との違いは?(ざっくり3つ)

比較項目宝武鋼鉄(中国)日本製鉄など(日本)
生産規模圧倒的に大きい世界トップ10に入るがやや小さめ
経営体制国有企業、政府主導で合併民間中心、合併には慎重
グリーン化国家政策で推進中独自の技術力で挑戦中

小雪ちゃん:
中国は政府主導で一気に進めるけど、日本は丁寧に技術を積み上げるスタイルかな。


6|ちょっと未来の話:グリーンスチールの覇権争い?

柴くん:
環境への対応って、どっちが有利なの?

小雪ちゃん:
難しいところだけど、こんな感じ!

  • 宝武鋼鉄:国家支援を受けて、スピード重視で拡大
  • 日本製鉄高い技術力で水素製鉄などを実験中

つまり…
「数」で攻める中国 vs「技術」で挑む日本
って構図になりそうだよ!


7|まとめ:鉄は“地味”だけど世界を支えてる!

柴くん:
鉄って、見た目は地味だけど…めちゃくちゃ大事なんだね。

小雪ちゃん:
うん。ビルも、橋も、車も、電車も、ぜんぶ鉄がないと作れない。
その中心にいるのが、宝武鋼鉄みたいな企業なんだよ。

柴くん:
これからのグリーン社会でも、鉄の役割ってまだまだ大きそうだね!

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