工場の現場から、Appleの“信頼No.1”へ。無名の女性が世界と戦うまで
1. えっ、iPhoneを作ってるのは女性が仕切ってる!?
柴くん:
小雪ちゃん、こないだ話してたLuxshareって、創業者が女性なんだって?
小雪ちゃん:
そうだよ!名前は**王来春(ワン・ライチュン)**さん。
しかも、今やAppleの重要パートナーとしてiPhoneやAirPodsを大量に組み立ててる会社を育てた人!
柴くん:
女性社長って中国では珍しくないの?
小雪ちゃん:
それが、製造業だとめっちゃレア。
しかも彼女は、ただの「社長」じゃなくて、**現場たたき上げの“ものづくりガチ勢”**なんだよ。
2. 工場の“ライン作業”からスタート
柴くん:
どうやってそんなすごい人になったの?
小雪ちゃん:
実はスタートは超ふつう。
1980年代、彼女は台湾のフォックスコン(鴻海精密)でライン作業員として入社。
毎日、同じパーツを組み立てて、同じリズムで動いて…っていう地味な作業を何年も続けたの。
柴くん:
ええっ、いきなり社長とかじゃなかったんだ!
小雪ちゃん:
全然違うよ!
でも、彼女はそこで「どうすればもっと効率よく、品質よく作れるか?」ってずっと考えてたんだって。
3. フォックスコンから独立へ
柴くん:
で、どうやって独立したの?
小雪ちゃん:
1999年、フォックスコンを辞めて、自分の会社「Luxshare(立訊精密)」を作ったの。
最初はスマホやPCのケーブル部品から始めて、工場も超小さかったんだけど…
柴くん:
だけど?
小雪ちゃん:
Appleに見つかった。
「この会社、安定してて品質もいいぞ」ってなって、
2011年ごろにAirPodsの組み立てを任されて、そこから一気に成長!
4. Appleの信頼を勝ちとった“3つの理由”
柴くん:
Appleって、品質うるさそうだし、すぐ信頼されるのは難しいよね?
小雪ちゃん:
うん、でも王来春さんは現場のプロだから、
Appleが求めるクオリティにちゃんと応えられたんだよ。
その強みがこちら👇
ポイント | 内容 |
---|---|
① 品質管理力 | 自分で現場を歩き、改善点を探すスタイル |
② 納期の正確さ | 数十万台を予定通りに出荷できる体制 |
③ 柔軟な対応力 | Appleの仕様変更にも即対応できる体制をつくった |
柴くん:
…めっちゃ職人!
5. 地味だけど本物の“リーダー”
小雪ちゃん:
王来春さんは、豪邸とかメディアに出るのとか興味なし。
普段は作業服みたいな服で工場にいることが多いんだって。
柴くん:
おお…なんか“背中で引っ張る系”の人かっこいいな。
小雪ちゃん:
こんな言葉も残してるよ👇
🗨️ 名言
不要想着“我管理人”,而是要想着“我服务人”
Bù yào xiǎng zhe “wǒ guǎnlǐ rén”, ér shì “wǒ fúwù rén”
「人を管理しよう」じゃなく、「人に尽くそう」と思いなさい。
柴くん:
おぉ…!リーダーって、“えらそうにする人”じゃないんだな。
6. 実は兄もすごい!?兄妹でAppleを支配!?
柴くん:
さっき「王来春」って言ってたけど、
似た名前の「王来勝(ワン・ライション)」って人も見たことあるんだけど…?
小雪ちゃん:
それ、実の兄!
兄も別の部品メーカーを経営してて、
兄妹でAppleのサプライチェーンに入り込んでるって話題になったこともあるよ(笑)
柴くん:
ええー!?兄妹で世界のスマホを支えてるとか、最強すぎ!!
7. まとめ:世界と戦う“寡黙なエンジニア社長”
柴くん:
王来春さんって、テレビで見たことないけど、めちゃすごい人なんだね。
小雪ちゃん:
そう、見た目もふつうで、SNSもやってないし、スピーチもあんまりしない。
でも、その分、現場と数字で信頼を勝ちとってきた“本物”の経営者だよ。
柴くん:
こういう人が、未来のスマホをつくってるんだなあ…尊敬するわ。
小雪ちゃん:
女性でも、ゼロから世界企業をつくれるって、すごく勇気出るよね✨
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