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🌟第72回 王来春(ワン・ライチュン)

中国の経営者
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工場の現場から、Appleの“信頼No.1”へ。無名の女性が世界と戦うまで


1. えっ、iPhoneを作ってるのは女性が仕切ってる!?

柴くん:
小雪ちゃん、こないだ話してたLuxshareって、創業者が女性なんだって?

小雪ちゃん:
そうだよ!名前は**王来春(ワン・ライチュン)**さん。
しかも、今やAppleの重要パートナーとしてiPhoneやAirPodsを大量に組み立ててる会社を育てた人!

柴くん:
女性社長って中国では珍しくないの?

小雪ちゃん:
それが、製造業だとめっちゃレア。
しかも彼女は、ただの「社長」じゃなくて、**現場たたき上げの“ものづくりガチ勢”**なんだよ。


2. 工場の“ライン作業”からスタート

柴くん:
どうやってそんなすごい人になったの?

小雪ちゃん:
実はスタートは超ふつう。
1980年代、彼女は台湾のフォックスコン(鴻海精密)でライン作業員として入社
毎日、同じパーツを組み立てて、同じリズムで動いて…っていう地味な作業を何年も続けたの。

柴くん:
ええっ、いきなり社長とかじゃなかったんだ!

小雪ちゃん:
全然違うよ!
でも、彼女はそこで「どうすればもっと効率よく、品質よく作れるか?」ってずっと考えてたんだって。


3. フォックスコンから独立へ

柴くん:
で、どうやって独立したの?

小雪ちゃん:
1999年、フォックスコンを辞めて、自分の会社「Luxshare(立訊精密)」を作ったの。
最初はスマホやPCのケーブル部品から始めて、工場も超小さかったんだけど…

柴くん:
だけど?

小雪ちゃん:
Appleに見つかった。
「この会社、安定してて品質もいいぞ」ってなって、
2011年ごろにAirPodsの組み立てを任されて、そこから一気に成長!


4. Appleの信頼を勝ちとった“3つの理由”

柴くん:
Appleって、品質うるさそうだし、すぐ信頼されるのは難しいよね?

小雪ちゃん:
うん、でも王来春さんは現場のプロだから、
Appleが求めるクオリティにちゃんと応えられたんだよ。

その強みがこちら👇

ポイント内容
① 品質管理力自分で現場を歩き、改善点を探すスタイル
② 納期の正確さ数十万台を予定通りに出荷できる体制
③ 柔軟な対応力Appleの仕様変更にも即対応できる体制をつくった

柴くん:
…めっちゃ職人!


5. 地味だけど本物の“リーダー”

小雪ちゃん:
王来春さんは、豪邸とかメディアに出るのとか興味なし。
普段は作業服みたいな服で工場にいることが多いんだって。

柴くん:
おお…なんか“背中で引っ張る系”の人かっこいいな。

小雪ちゃん:
こんな言葉も残してるよ👇


🗨️ 名言

不要想着“我管理人”,而是要想着“我服务人”
Bù yào xiǎng zhe “wǒ guǎnlǐ rén”, ér shì “wǒ fúwù rén”
「人を管理しよう」じゃなく、「人に尽くそう」と思いなさい。


柴くん:
おぉ…!リーダーって、“えらそうにする人”じゃないんだな。


6. 実は兄もすごい!?兄妹でAppleを支配!?

柴くん:
さっき「王来春」って言ってたけど、
似た名前の「王来勝(ワン・ライション)」って人も見たことあるんだけど…?

小雪ちゃん:
それ、実の兄!
兄も別の部品メーカーを経営してて、
兄妹でAppleのサプライチェーンに入り込んでるって話題になったこともあるよ(笑)

柴くん:
ええー!?兄妹で世界のスマホを支えてるとか、最強すぎ!!


7. まとめ:世界と戦う“寡黙なエンジニア社長”

柴くん:
王来春さんって、テレビで見たことないけど、めちゃすごい人なんだね。

小雪ちゃん:
そう、見た目もふつうで、SNSもやってないし、スピーチもあんまりしない。
でも、その分、現場と数字で信頼を勝ちとってきた“本物”の経営者だよ。

柴くん:
こういう人が、未来のスマホをつくってるんだなあ…尊敬するわ。

小雪ちゃん:
女性でも、ゼロから世界企業をつくれるって、すごく勇気出るよね✨

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