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🏢第78回 FiberHome(烽火通信)

中国の会社
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知る人ぞ知る、通信インフラの“縁の下の力持ち”


柴くん:
最近「5Gインフラ」ってよく聞くけど、作ってる会社ってファーウェイ以外にもあるの?

小雪ちゃん:
もちろんあるよ!今日紹介する「FiberHome(ファイバーホーム/烽火通信)」もその1社。
地味だけど、めちゃくちゃ重要な存在なんだ📶


元は政府研究機関!国の通信を支えたエリート集団

小雪ちゃん:
FiberHomeは**1974年に中国の郵電部(いまの情報通信省)**が設立した国立研究所「武漢郵電科学研究院」からスタートしたんだよ。

柴くん:
つまり国の直系ってこと?

小雪ちゃん:
そうそう。それが2000年に民営化されて、「FiberHome」という名前で再スタート。
でも今も、中国の国家プロジェクトや軍・政府向けの通信インフラを多数担当してるんだ。


光通信のプロフェッショナル

小雪ちゃん:
FiberHomeは名前の通り、**光ファイバー通信(Fiber)**が専門。

柴くん:
Wi-Fiとかスマホの電波とは違うの?

小雪ちゃん:
それらの土台になる、地中や海底に張り巡らされた光ケーブルを作ってる会社だよ。
あと、通信機器やルーター、5G基地局、AIデータセンターもつくってるの。


2024年の売上は約4,300億円!

小雪ちゃん:
2024年の売上は約208億元(約4,300億円)くらい。
日本の会社でいうと、アンリツや日立国際電気
に近い規模かな。

企業名2024年売上(概算)
FiberHome約4,300億円
アンリツ(日本)約1,200億円
光通信(日本)約1兆円

ライバルはファーウェイ、ZTE、H3C!

柴くん:
中国の通信会社ってファーウェイが強いんじゃないの?

小雪ちゃん:
確かにファーウェイが1番有名だけど、FiberHomeは「光通信」に特化してるから、分野が少し違うの。
同じく政府案件が多い**ZTE(中興通訊)**や、ファーウェイとHPの合弁で生まれたH3Cともよく比較されるよ。

順位企業名特徴
1位ファーウェイ世界最大級の通信機器メーカー
2位ZTE政府案件に強い中堅メーカー
3位FiberHome光通信・AIネットワークに特化
4位H3Cデータセンター・企業ネットに強い

データセンターにも進出!中国版AWSの裏側を支える

小雪ちゃん:
最近はAIやクラウドの時代になってきて、FiberHomeも**「スマートデータセンター」や「AI通信インフラ」**に投資してるんだ。

柴くん:
クラウドの裏方ってことか!

小雪ちゃん:
そう。たとえば中国の百度(バイドゥ)やテンセント、アリババが使ってるAIサーバーのネットワーク設備も、FiberHomeが関わってたりするよ。


日本でいうと、どんな立ち位置?

柴くん:
日本企業でいうと、FiberHomeってどんな感じ?

小雪ちゃん:
研究所スタートで、政府案件に強くて、通信機器を作ってるって考えると、
「NTTグループの研究所+NEC+住友電工」みたいなイメージだね。

柴くん:
合体ロボ感あるな…てか、けっこう国の中枢にいるじゃん。


まとめ:目立たないけど、通信を支えるプロフェッショナル

小雪ちゃん:
FiberHomeは、テレビやスマホみたいに表に出ないけど、
世界のインターネットを“線”のレベルから支えてる大事な企業なんだ。

柴くん:
ファーウェイとかに比べて目立たないけど、「裏で支える職人」って感じがしてかっこいいかも。

小雪ちゃん:
うん、「静かなプロ集団」ってイメージだね。
今後は中国の地方都市や一帯一路向けのインフラ輸出でも、さらに存在感を高めそうだよ。

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