──「がん治療をもっと身近に。中国発、次世代バイオ医薬ベンチャー」
1.Innovent Biologicsってどう読むの?
柴くん:ねぇ小雪ちゃん、「Innovent Biologics」ってどう読むの?
小雪ちゃん:いい質問!これは「イノベント・バイオロジックス」って読むよ。
「Innovent」は“innovation(革新)”と“excellent(優秀な)”を合わせた造語なんだって。
柴くん:おお、名前からして「新しいことに挑むぞ!」って感じだね。
小雪ちゃん:そうなの。で、やってることもその名のとおり、最先端なんだよ。
2.どんな会社なの?
小雪ちゃん:Innovent Biologicsは、中国・蘇州にあるバイオ医薬品メーカー。
特に「がん治療薬」に強くて、免疫の力を使ってがんを攻撃する薬を開発してるの。
柴くん:えっ、体の中の免疫を味方にするってこと?
小雪ちゃん:そうそう。「抗体医薬」っていう種類の薬で、副作用をできるだけ抑えて、がん細胞だけを狙い撃ちするんだよ。
3.まだ若い会社なのにすごい!
柴くん:いつからある会社なの?
小雪ちゃん:設立は2011年。まだ20年もたってないけど、今じゃ中国のバイオ業界トップクラスなんだ。
柴くん:そんなに若いのにどうして?
小雪ちゃん:新薬の開発スピードがすごいからだね。すでに10種類以上の薬を販売していて、さらに30以上の新薬候補も研究中!
柴くん:しかも自社で全部やってるんだっけ?
小雪ちゃん:そう。研究・開発・製造・販売まで、ワンチームでやってる垂直統合型ってやつ!
4.がんと戦うエース薬「Tyvyt」
小雪ちゃん:代表的な薬は「Tyvyt(タイビット)」っていう、抗PD-1抗体薬。
柴くん:PD-1って…なに?
小雪ちゃん:免疫細胞ががん細胞を攻撃しようとしても、「PD-1」っていうスイッチがOFFになってたら、攻撃できないの。
柴くん:つまり、そのスイッチをONにするのがこの薬?
小雪ちゃん:そう!免疫の力を目覚めさせて、がんと戦わせるんだよ。
柴くん:めちゃくちゃ頼もしい!
小雪ちゃん:しかもこの薬はアメリカの製薬大手「イーライリリー」と共同開発したんだ。
5.どれくらいの規模なの?
柴くん:売上とか、会社の規模ってどのくらいあるの?
小雪ちゃん:2024年の売上は約1,700億円。
まだ若い会社なのに、ここまで伸びたのはすごいことだよ。
柴くん:上場もしてるの?
小雪ちゃん:うん!2018年に香港市場に上場して、そのあと中国のSTAR市場にも上場したの。
柴くん:W上場!? めちゃくちゃ注目されてるってことだね。
6.作っている薬のタイプは?
分野 | 対象となる病気 | 内容 |
---|---|---|
免疫チェックポイント阻害薬 | 肺がん・肝臓がん・胃がんなど | ブレーキを外して、免疫を再起動させる |
抗体医薬品 | 白血病・リンパ腫 | 異常細胞だけをピンポイントで狙い撃ち |
バイオシミラー | 自己免疫疾患など | 高価な薬の“そっくり版”を低価格で提供 |
ADC(抗体薬物複合体) | がん(研究段階) | 抗体と薬を合体させた、新しいタイプのがん治療薬 |
柴くん:がんっていろんな種類があるけど、それぞれに対応する薬があるんだね。
小雪ちゃん:うん、しかも「一人ひとりに合わせた治療」ができるようになるのが、バイオ医薬の強み!
7.AIで薬の開発スピードアップ!
柴くん:でもさ、新薬って10年くらいかかるんでしょ?
小雪ちゃん:それが普通。でもInnovent Biologicsは、AIを使って開発を早くしてるんだよ。
柴くん:AIって、あのAI!?
小雪ちゃん:そう。たとえば、何千もの候補の中から有望な抗体を選んだり、がん細胞の動きを予測したり。
AIと研究者がタッグを組んで、薬づくりを効率化してるの。
柴くん:それ、未来すぎる。
8.がん治療の常識を変える
柴くん:中国ってがんの患者さん多いんだよね?
小雪ちゃん:うん、世界で一番多い。でも、薬が高くて使えない人もたくさんいるんだ。
柴くん:それって…悲しいね。
小雪ちゃん:だからInnovent Biologicsは、国際レベルの薬をもっと安く、もっと多くの人へっていう信念で薬をつくってるの。
柴くん:しかも、国の医療保険にも入ってるって言ってたね。
小雪ちゃん:うん。価格と技術のバランスが取れてるから、患者さんの味方になれてるんだよ。
まとめ|がん治療の未来をひらく会社
柴くん:Innovent Biologicsって、医療の“スピードスター”って感じだね。
小雪ちゃん:うん!がんに悩む人にとって、本当に希望になる企業だよ。
柴くん:これからも世界中の患者さんのために、がんばってほしい!
小雪ちゃん:私たちも応援しようね😊
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