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🏢第98回 美菜網(Meicai)

中国の会社
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〜中国の「八百屋DX」!?テクノロジーで食卓を支える会社〜


1|柴くん、飲食店に“仕入れ革命”が起きてる!?

柴くん:
ねぇ小雪ちゃん、「美菜網(Meicai)」って知ってる?
なんか中国の野菜の会社らしいけど…スーパーのこと?

小雪ちゃん:
いいところに目をつけたね。美菜網はね、一言でいうと「飲食店向けの食材宅配サービス」をやってるIT企業だよ。
しかも、ただの八百屋じゃないの。アプリやAI、物流ネットワークをフル活用して、“仕入れの常識”を変えた会社なの!

柴くん:
へぇ〜。日本でいうと…どんな感じ?

小雪ちゃん:
うーん、たとえば**「業務スーパー×アスクル×ウーバーイーツ」**を合体させたみたいな感じかも。
中華料理店とか給食センターが、スマホでポチッと食材を注文すると、翌朝には届いちゃうの。


2|どんなサービス?どこがスゴいの?

小雪ちゃん:
Meicaiの強みは大きく3つあるよ:

① 農家と飲食店を直接つなぐ

普通は「農家 → 卸業者 → 市場 → 飲食店」っていう流れだけど、
Meicaiは農家から直接買い取って、飲食店にそのまま届けるの。中間コストをカットして、めっちゃ新鮮で安い!

② AIで在庫&配送を最適化

注文データから「明日どれだけニンジンが必要か?」を予測して、ムダな仕入れや廃棄を減らす仕組みがあるよ。
しかも、配達ルートもAIで計算されてて、効率的!

③ 小さなお店でも使いやすいアプリ

「野菜・肉・調味料」なんでも選べて、写真や説明も見やすいから、
ITが苦手な人でも使いやすいって評判だよ。

柴くん:
なるほど…つまり、“飲食店のAmazon”みたいなもんか!


3|どれくらい大きな会社なの?

小雪ちゃん:
2024年時点で、Meicaiの売上は約100億元(=約2,000億円)前後と言われてるよ。
まだ非上場(株式公開してない)だけど、過去にはソフトバンクやテンセントから1,000億円以上
の投資も受けていて、中国スタートアップ界の注目株だったの!

一時期は「次のユニコーン(評価額1000億円超の企業)」とも言われてたんだけど…
2021年ごろに上場を延期して、その後はちょっと苦戦してるみたい。

柴くん:
えっ、なんで苦戦してるの?

小雪ちゃん:
飲食店がコロナで減っちゃったり、物価が上がったり、ライバル企業も増えたり…って理由がいろいろあるみたい。でも、その中でもちゃんとサービスを続けてるのはすごいことだよ。


4|どんなテクノロジーを使ってる?

小雪ちゃん:
「テクノロジーで八百屋を変える」っていうMeicaiの挑戦には、いろんな仕掛けがあるよ:

項目内容
アプリ開発飲食店向けの注文アプリで、1日あたり数万件の注文処理
AI予測天気や注文履歴から、需要を予測
配送最適化自社倉庫からルート最短で配送。早朝配送にも対応
ビッグデータ飲食店の仕入れパターンを分析して提案もしてくれる

柴くん:
それって、Amazonの物流センターみたいだね!

小雪ちゃん:
そうそう。でもAmazonより「生もの」を扱ってるから、スピード勝負だし、温度管理も超重要。
このへんは、日本のコープやOisixにも近いかもしれないね。


5|ライバルは?物流バトル勃発!

柴くん:
Meicaiって、ライバルいるの?

小雪ちゃん:
たくさんいるよ!たとえば:

企業名特徴売上(推定)
美菜網(Meicai)飲食店向け野菜のBtoB特化約2,000億円
叮咚買菜(Dingdong Maicai)一般家庭向け、生鮮食材の即配約4,000億円
每日優鮮(Missfresh)スーパー代わりの宅配、生鮮メイン約1,200億円
阿里巴巴「菜鳥」物流全体の司令塔、食材も扱う約10兆円(グループ全体)

柴くん:
うわっ、めっちゃ戦国時代!😳

小雪ちゃん:
ほんとにね。「ラストワンマイルの冷蔵物流」ってめちゃくちゃ大変だけど、
そこにこそテクノロジーの力が試されるんだよ。


6|まとめ:Meicaiは「次世代の八百屋」!?

柴くん:
う〜ん、今まで八百屋ってアナログなイメージだったけど、
Meicaiは“テックで進化した新しい八百屋”って感じなんだね!

小雪ちゃん:
まさにそのとおり!
農家と飲食店をスマホでつないで、物流とAIで支える。まさに中国版の「スマート農業+スマート仕入れ」だね。

柴くん:
これから日本でもこういうサービス、増えてくるのかな〜?

小雪ちゃん:
もう始まってるかもね。
でもMeicaiみたいに“毎日新鮮な野菜を早朝に飲食店へ”っていう規模とスピードは、なかなかマネできないかも!


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