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🏢第109回 MissFresh(毎日優鮮)

中国の会社
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― 生鮮食品を30分でお届け!中国の“超スピード宅配”の先駆け―


1|MissFreshはどんなことをしている会社?

柴くん:
「MissFresh」って、アイス屋さんかカフェの名前っぽいけど…実は食品系の会社なんだって?

小雪ちゃん:
うん、ちょっと可愛い名前だけど、中国ではガチの生鮮食品の即配サービスをやってた会社なんだ。野菜、果物、お肉、お魚、牛乳、なんでもOK。

柴くん:
へぇ、ネットスーパーみたいな?

小雪ちゃん:
そうそう。しかも、「注文してから30分で届く」っていう“超速宅配”がウリだったの。
日本のAmazonフレッシュやOniGO(オニゴ)よりもずっと早かった時期もあるよ。


2|「前置倉庫」でスピード勝負

柴くん:
でもさ、30分で配達ってどうやってやるの??

小雪ちゃん:
MissFreshは「前置倉庫(まえおきそうこ)」っていう仕組みを使ってたんだ。
あらかじめ街のあちこちに小さな倉庫を置いておいて、そこから近所にサッと配達するスタイル。

柴くん:
なるほど、スーパーからじゃなくて、もう近くにスタンバイしてるってことか!

小雪ちゃん:
そう。注文が入ったら、その近くの倉庫からスタッフが自転車やバイクですぐ出発。だから30分以内に届けられたんだよ。


3|すごいスピードで成長した時期も

柴くん:
それって、かなり新しいビジネスだよね?いつ始まったの?

小雪ちゃん:
2014年に創業して、コロナ禍の2020〜2021年にかけて一気に利用者が増えたよ。
おうち時間が増えて、ネットで食材を買う人がめっちゃ増えたからね。

柴くん:
それで、上場とかもしたの?

小雪ちゃん:
うん!2021年にはアメリカのNASDAQに上場して、かなり注目されたの。
「次世代スーパー」とか「オンライン八百屋革命」なんて言われてたくらいだよ。


4|だけど…経営は順風満帆じゃなかった

柴くん:
えっ、じゃあ今も絶好調って感じ?

小雪ちゃん:
実はね、2022年ごろからかなり厳しくなってきたの。
まず前置倉庫の維持費がすっごく高いし、競合も増えてきて…

柴くん:
競合ってどこ?

小雪ちゃん:
「叮咚買菜(ディンドンマイツァイ)」とか、「美団買菜(メイトゥアン)」がどんどん拡大してきて、価格でも配達スピードでもガチの戦いに…。

柴くん:
うわ〜、それはつらいな…。

小雪ちゃん:
しかも、資金繰りが悪化して、2022年には従業員の大量解雇や、一部サービスの停止まで起きたんだ。


5|現在はどうなっている?

柴くん:
じゃあ今はもう無くなっちゃったの?

小雪ちゃん:
一部地域ではサービスが続いてるけど、全国展開はほぼ縮小状態。
上場企業としても、株式は整理銘柄になってて、事実上の撤退状態だね。

柴くん:
めっちゃ伸びてたのに、急にダウンかあ…。

小雪ちゃん:
うん。でもMissFreshの「前置倉庫モデル」は、今でも多くの企業に影響を与えてるし、先駆者としての役割は大きかったんだよ。


6|まとめ:中国の“宅配革命”を切り開いた挑戦者

柴くん:
MissFreshって、まさに「速さこそ命」って感じの会社だったんやな。

小雪ちゃん:
うん。スマホでポチって30分で届くっていう生活スタイルを、中国人に広めたパイオニアだったんだよ。

柴くん:
でも、便利さの裏で、お金のこととか体制づくりってほんとに難しいんだね…。

小雪ちゃん:
そう。ビジネスって「はやく広げれば成功」ってわけじゃないんだって教えてくれる事例だね。

柴くん:
勉強になった!次は「叮咚買菜」とか「美団買菜」との違いも知りたくなってきたぞ〜!

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