中国の「ゲーム配信王国」
1. Douyuってどんな会社?
柴くん:小雪ちゃん、中国に「Douyu(斗魚)」っていう会社があるって聞いたけど、どんなサービスなの?
小雪ちゃん:Douyuは2014年に武漢で設立された、ゲーム特化のライブ配信プラットフォームだよ。ユーザーはゲーム実況やeスポーツ大会をリアルタイムで視聴できるんだ。
柴くん:日本でいうと、Twitchやニコニコ生放送に近いのかな?
小雪ちゃん:そうだね。特にTwitchに似てる。配信者は視聴者から「投げ銭」をもらえる仕組みがあって、それが収益の柱になってるんだ。
2. 規模と売上
柴くん:どれくらい大きい会社なの?
小雪ちゃん:2024年の売上は約3,000億円。ユーザー数は月間1億人以上。かつては「中国ゲーム配信No.1」だったけど、ライバルの**Huya(虎牙直播)**と激しく競ってるよ。
柴くん:1億人!?日本の人口並みじゃん…。
3. 競合との比較
小雪ちゃん:同じ分野の主なライバルは――
- Huya(虎牙直播):テンセントが出資。eスポーツ配信に強い。売上はDouyuと同規模。
- Bilibili(ビリビリ動画):若者文化・アニメ・ゲーム系で人気。ユーザー数はDouyuより多い。
柴くん:へぇ〜、中国の配信業界って群雄割拠なんだね。
4. 強みと課題
小雪ちゃん:Douyuの強みは――
- eスポーツ配信:LoLや王者栄耀(中国版モバイルMOBA)など大会の独占配信が多い。
- 投げ銭文化:視聴者の課金率が高く、配信者も稼ぎやすい。
- ゲーム特化:ジャンルを絞ることでコアなファンを集めた。
でも課題もあるよ。
- 規制強化:ゲーム配信に政府の監督が入りやすい。
- 競合激化:HuyaやBilibiliにユーザーを奪われている。
- 収益モデル:投げ銭に依存しすぎ。
5. 日本企業に例えると?
柴くん:日本に例えるとどんな感じ?
小雪ちゃん:日本でいうと「Twitch+ニコニコ生放送」を掛け合わせた感じかな。ゲームに特化してるから、Abemaのeスポーツチャンネルにも近い。
柴くん:なるほど。ゲーム実況を本業にできる土台を作ったんだね!
6. まとめ
小雪ちゃん:まとめると、Douyuは月間1億人が利用する中国最大級のゲーム配信プラットフォーム。投げ銭文化とeスポーツ人気を背景に成長したけど、ライバルとの競争と規制強化が大きな課題。
柴くん:日本では知られてないけど、中国ゲーマーにとってはTwitch以上に身近な存在なんだね!
小雪ちゃん:そうだね。まさに「中国のゲーム配信王国」だよ。
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