Tencent・iQIYI・Youkuの3社比較
1. 中国の配信三国志
柴くん:日本だとNetflixやABEMAをよく聞くけど、中国の動画配信ってどうなってるの?
小雪ちゃん:まさに「三国志」みたいな状態だよ!
- Tencent Video(テンセントビデオ)
- iQIYI(アイチーイー)
- Youku(ヨウク)
この3社がトップを争ってるんだ。
2. 3社の基本情報
柴くん:それぞれどんな会社なの?
小雪ちゃん:整理するとこうなるよ(2024年時点)。
サービス | 運営会社 | 有料会員数 | 売上規模 | 強み |
---|---|---|---|---|
Tencent Video | テンセント | 約1.2億人 | 約5,000億円 | WeChat連携、独占コンテンツ |
iQIYI | バイドゥ系 | 約1億人 | 約4,000億円 | オリジナルドラマ・バラエティ |
Youku | アリババ系 | 約8,000万人 | 約3,000億円 | 映画・ドラマの豊富さ |
柴くん:おぉ、全部めちゃくちゃ大きい!ABEMA(日本)なんて有料は数百万人だから、ケタが違う…。
3. コンテンツの特徴
柴くん:じゃあ中身はどう違うの?
小雪ちゃん:
- Tencent Video:ドラマやアニメを独占配信。WeChatからワンタップで見られる便利さも強い。
- iQIYI:オリジナル制作が武器。「延禧攻略」やオーディション番組「青春有你」で大ヒットを連発。
- Youku:中国版「映画館」。アリババが買収してから、映画やドラマのラインナップに特化してる。
柴くん:なるほど、Tencentは「便利さ」、iQIYIは「新作」、Youkuは「映画・ドラマの強さ」って感じだね!
4. 日本や海外との比較
柴くん:日本のNetflixやABEMAと比べると?
小雪ちゃん:
- Netflix:会員2.7億人、売上4兆円。グローバル最強。
- ABEMA:売上600億円、スポーツやアニメに強いけど規模はまだ小さい。
- 中国3社:それぞれ会員1億人前後。一国だけでABEMAを何十倍も超える規模なんだよ。
柴くん:中国の市場デカすぎ…。
5. 強みと課題
柴くん:3社の強みと課題をまとめると?
小雪ちゃん:
- Tencent Video:ユーザー数No.1。ただし制作費が重く収益性はまだ弱い。
- iQIYI:オリジナル強いけど制作コスト高すぎて赤字続き。
- Youku:映画コンテンツ豊富。でもTencentやiQIYIに押されて存在感がやや薄れ気味。
柴くん:三国志でいうと「テンセント=魏、iQIYI=蜀、Youku=呉」って感じ?
小雪ちゃん:おぉ、その例えわかりやすい!
6. 将来の展望
柴くん:今後はどうなるの?
小雪ちゃん:
- 海外展開がカギ。Tencentは「WeTV」、iQIYIもアプリを海外配信してる。
- 中国国内では政府の規制が厳しく、コンテンツ表現に制限があるから、世界市場でどこまで存在感を出せるかがポイントだね。
柴くん:日本のNetflixで中国ドラマを見かけるのも、その流れか!
7. まとめ
小雪ちゃん:まとめると――
- Tencent Video:ユーザー数最大。WeChat連携が強力。
- iQIYI:オリジナル制作で勝負。若者に人気。
- Youku:映画・ドラマに強み。アリババ資本で安定。
柴くん:まさに「動画配信三国志」だね!
小雪ちゃん:うん。それぞれ得意分野が違うから、中国市場は競争が激しくて面白いんだよ。
コメント