PR

🔥第166回 中国の航空三国志

中国の会社
スポンサーリンク

空をを制するのは誰?


1. 中国の空は三国志状態

柴くん:小雪ちゃん、中国の航空会社ってDiDiみたいに「これ一強!」って感じなの?

小雪ちゃん:実は違うんだよ。中国の空はまさに“三国志”。

  • 広州拠点の 中国南方航空(China Southern Airlines)
  • 上海拠点の 中国東方航空(China Eastern Airlines)
  • 北京拠点の 中国国際航空(Air China)

この3社が競い合ってるんだ。

柴くん:おぉ、地理的にも「南・東・北」で分かれてて面白い!


2. 規模の比較

小雪ちゃん:数字で見ても迫力あるよ。

航空会社本拠地保有機数売上高(2024年)旅客数特徴
南方航空広州約800機約2.1兆円約1.3億人アジア最大、国内線に強い
東方航空上海約700機約1.7兆円約1.0億人国際線に強み
国際航空北京約700機約1.8兆円約9,000万人フラッグキャリア、政府専用機担当

柴くん:機体数が日本の航空会社の3倍くらいある…。スケールが桁違いだね。

小雪ちゃん:JALは230機、ANAは250機くらいだから、中国の「一社=日系2社分以上」ってイメージかな。


3. 三国志に例えると?

柴くん:この3社、もし三国志に例えるなら?

小雪ちゃん:うーん…

  • 南方航空=魏(曹操):規模が最大で国土を押さえる。
  • 東方航空=呉(孫権):上海という国際都市から海の向こうへ。
  • 国際航空=蜀(劉備):フラッグキャリアとして“正統派”イメージ。

柴くん:なるほど!曹操は兵力が多いし、孫権は海に強い。劉備は正義っぽさで支持される。ピッタリだ!


4. それぞれの強み

柴くん:もっと詳しく聞きたい!

小雪ちゃん:じゃあ順番に――

  • 南方航空:広州と深圳をハブにして、中国南部〜アジア路線に強い。旅客数はアジアNo.1。
  • 東方航空:上海発の国際便が豊富。ビジネスマンにとって便利。欧米直行便も強い。
  • 国際航空:北京が拠点。フラッグキャリアだから政府要人の専用機も担当。ブランド力が高い。

柴くん:なるほど、都市の性格と会社の戦略がちゃんと結びついてるんだね!


5. 日本との比較

柴くん:日本のJALやANAと比べるとどう?

小雪ちゃん

  • JAL:売上 約1.5兆円、旅客数 約4,000万人
  • ANA:売上 約1.9兆円、旅客数 約5,000万人

これに対して、南方航空は旅客数1.3億人。東方も1億人規模。

柴くん:わぁ、日本の航空会社が小さく見えちゃう…。でもJALやANAって、サービスの細やかさは世界トップクラスだよね?

小雪ちゃん:そうそう。規模では中国、サービスの質では日本って感じで棲み分けてる。


6. これからの空の戦い

柴くん:今後、この“三国志”はどう動きそう?

小雪ちゃん:大きく3つのポイントがあるよ。

  1. 国際線強化:南方はアフリカ、東方は欧米、国際航空は外交路線を広げる。
  2. 環境対応:EV・バイオ燃料・水素など次世代機材への投資が必須。
  3. 国内シェア争い:人口減少に合わせて、いかに国際需要で稼ぐか。

柴くん:うーん、ゲームで言えば「国内マップを制覇したから、次はワールドマップに挑む」みたいな感じだね!

小雪ちゃん:うまい例え!その通り。


7. まとめ

小雪ちゃん:まとめると――

  • 南方航空=魏:規模最大。アジア最大の航空会社。
  • 東方航空=呉:国際線で勝負。上海の立地を活かす。
  • 国際航空=蜀:フラッグキャリアとしてブランド力抜群。

柴くん:中国の空って、まさに三国志の再現だね!

小雪ちゃん:うん。そしてその戦いは、中国国内だけじゃなくて、世界の航空業界全体を巻き込む大勝負になってるんだよ。

コメント