──“見る”から“参加する”へ。コメント文化とAIが変える動画の未来
1. 二大動画サイトの対決、開幕!
柴くん:小雪ちゃん、Bilibiliって前に聞いたけど、やっぱりYouTubeとは全然違うの?
小雪ちゃん:うん、ぜんぜん違うよ!
YouTubeは「世界で一番使われてる動画サイト」で、
Bilibiliは「中国で一番“文化が育ってる”動画サイト」って感じかな。
柴くん:文化? なんか深いな。
小雪ちゃん:そう。YouTubeが“見る場所”なら、Bilibiliは“参加する場所”。
コメント・弾幕・ファン活動まで全部“共有”するのが特徴なんだ。
2. 規模の違い:世界王者 vs 若者王国
| サイト名 | 国 | 月間ユーザー数 | 年間売上(2024年) | メイン層 |
|---|---|---|---|---|
| YouTube | 🇺🇸 | 約25億人 | 約4兆円(Google傘下) | 全世代(特に20〜40代) |
| Bilibili | 🇨🇳 | 約3億人 | 約4,000億円 | 10〜20代中心 |
柴くん:25億人って地球の3分の1じゃん!
小雪ちゃん:でしょ? でもビリビリは“ユーザーの熱量”がすごい。
コメント数とかファンアート投稿数では、世界でもトップレベル。
柴くん:なるほど、規模のYouTube、濃さのBilibiliってことか!
3. コメント文化の差:「弾幕」vs「コメント欄」
柴くん:ビリビリの「弾幕コメント」って、やっぱり一番の特徴?
小雪ちゃん:うん! YouTubeはコメントが動画の下にあるけど、
Bilibiliはコメントが動画の上を流れるんだ。
柴くん:たとえば?
小雪ちゃん:アニメの名シーンで、「泣いた…」「尊い」「ここ神」って文字が画面を飛び交う(笑)
まるでライブ会場!
柴くん:それ、見ながら一緒に盛り上がれるやつ!
小雪ちゃん:そう。だから視聴が“孤独”じゃない。
コメントが「みんなで見る空気」を作ってるんだよ。
4. AIの使い方:YouTubeは「補助」、Bilibiliは「共演」
柴くん:最近AIが流行ってるけど、動画業界でも関係あるの?
小雪ちゃん:めちゃくちゃある!
YouTubeとBilibili、どっちもAIを導入してるけど、使い方が全然違うの。
柴くん:どう違うの?
小雪ちゃん:
- YouTube:AIは“裏方”。おすすめ動画、広告、翻訳、字幕に使う。
- Bilibili:AIは“出演者”。AI VTuberやAI声優、AI編集ツールが次々登場。
柴くん:なるほど、YouTubeは「AI監督」、Bilibiliは「AIタレント」だ!
小雪ちゃん:うまい(笑)!
ビリビリでは「AIが作ったMV」「AIで再現したアニメキャラ」も人気。
“AIと人が一緒に創る”文化がもう始まってる。
5. 収益の違い:世界広告 vs ファン課金
柴くん:お金の稼ぎ方も違う?
小雪ちゃん:うん。
- YouTubeは広告で稼ぐ。世界中から広告主が集まるから、桁違い。
- Bilibiliは“ファン課金”が多い。
推しの配信者に「投げ銭(スーパーチャット)」したり、
限定グッズを買ったりして応援するスタイル。
柴くん:ファンと配信者が“文化ごと育てる”感じだね。
小雪ちゃん:そうそう。だからBilibiliでは「ファンもクリエイターの一部」なんだ。
6. アルゴリズム vs コミュニティ
柴くん:YouTubeって、おすすめ動画の精度すごいよね。
小雪ちゃん:それがAIアルゴリズムの強さ!
“あなたへのおすすめ”で再生数を爆発的に伸ばす。
柴くん:Bilibiliはどうなの?
小雪ちゃん:Bilibiliは逆にコミュニティ重視。
「二次創作」「音MAD」「ゲーム実況」ごとにファンのサークルができてる。
アルゴリズムより“人とのつながり”で広がる文化。
柴くん:つまり、
- YouTube=“AIが導く再生数バトル”
- Bilibili=“ファンが育てる居場所づくり”
って感じか。
小雪ちゃん:その通り!✨
7. 教育と知識系動画でも差が
柴くん:どっちも勉強動画あるよね?
小雪ちゃん:ある!でも方向性が違うんだ。
- YouTubeは「プロ講師・専門家」の授業形式。
- Bilibiliは「学生やアニメファンが説明する」感じで、もっと親しみやすい。
柴くん:あー、文化祭の発表みたいな空気か。
小雪ちゃん:そうそう(笑)
だから「気軽に学べる+コメントで質問できる」スタイルが若者に人気なんだ。
8. 未来:AIが“動画の相棒”になる時代へ
柴くん:じゃあ、これから動画の世界ってどう変わると思う?
小雪ちゃん:もうすでに始まってるけど、
AIがクリエイターのパートナーになる時代だね。
YouTubeはAIが“分析と最適化”で裏から支え、
BilibiliはAIが“表で一緒に遊ぶ”形で進化してる。
柴くん:AIと一緒に動画作るとか、まるで相棒だね。
小雪ちゃん:そう、たぶん数年後には
「AI相方付きVTuber」とか「コメントAIアシスタント」も普通になってると思う。
コメント欄にAIが混じってても違和感ない世界(笑)
柴くん:AIが「尊い!」って弾幕流してくるの想像したら、じわる(笑)
9. 小雪ちゃんのまとめ
小雪ちゃん:まとめると――
- YouTubeは「AIが支える世界最大の動画システム」
- Bilibiliは「人とAIが一緒に遊ぶカルチャー空間」
- これからは“AIがコメントを返す時代”が来る!
柴くん:つまり、「見る動画」から「話しかける動画」になるってことか。
小雪ちゃん:うん。
そのとき、動画の主役は**クリエイターでもAIでもなく、“みんな”**になるんだよ。
✨エンディング
柴くん:なんかワクワクしてきたな。
「コメントもAIも一緒に参加する動画」って、
もはやエンタメじゃなくて“共創”だね。
小雪ちゃん:そう、未来の動画はもう「みんなで作る世界」。
BilibiliとYouTube、その2つの道が融合したとき、
ほんとの“新時代のインターネット文化”が生まれるかもしれないね🌏🎥


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