──「360°じゃ足りない」もう一歩先の中国ブランド
1. 名前の意味からして“ひと味違う”
柴くん:まずさ、「361°」って名前、ちょっと変わってるよね?
360°で一周なのに、なんでプラス1なの?🤔
小雪ちゃん:そこがこのブランドのかっこいいところなの✨
「360°+1°」=完璧を超える努力
つまり、**「限界のその先へ挑戦する姿勢」**を表してるんだ🔥
創業者は**丁文江(ディン・ウェンジャン)**さん。
1990年代に靴づくり工場を始めて、
2003年に「361°」というブランドを正式に立ち上げたの。
2. Anta・Li-Ningより“地味に強い”
柴くん:AntaとかLi-Ningに比べると、あんまり聞いたことないかも。
小雪ちゃん:たしかに知名度はちょっと低め。
でも実は、中国国内でシェア第4位、売上も**約3,000億円(2024年)**と安定してる✨
そしてね、すごいのが「堅実さ」。
他社が派手な広告やコラボで話題を取る中、
361°は“品質と信頼”でファンを増やしてきたんだ。
一言でいうと、「目立たないけど信頼できるブランド」。
柴くん:あー、日本でいうとミズノっぽい感じかな?
小雪ちゃん:そう!ぴったりそのイメージだよ🇯🇵
3. ブランドの特徴は「バランス力」
小雪ちゃん:361°の魅力は、
**「スポーツ」「日常」「ファッション」**のバランスがすごくいいこと。
たとえば、
- マラソンやバスケなどの本格スポーツウェア
- 普段使いできる軽めのスニーカー
- カジュアルに着られるデザインTシャツ
どれも“高すぎず、安すぎず”。
**「誰でも手が届くプロ品質」**を狙ってるんだ✨
柴くん:なるほど、値段も機能も中間層にぴったりって感じか。
4. オリンピックで世界デビュー!
小雪ちゃん:実は361°は、2016年のリオデジャネイロ五輪で
中国代表チームの公式ユニフォーム提供企業になったんだ🇨🇳✨
その後も、アジア大会やユースオリンピックの公式スポンサーとして、
国際大会での存在感を発揮してるよ!
**「中国代表の足元を支えるブランド」**ってこと。
柴くん:うわ、それは誇らしいね!
小雪ちゃん:そう、世界的にはまだ小さいけど、“信頼の証”なんだよ。
5. 技術開発も地味にすごい
小雪ちゃん:361°は「技術オタク」的な企業でもあるの💡
・衝撃吸収素材「QU!KFOAM(クイックフォーム)」
・気候対応型「Warm Comfort Tech」
・軽量構造の「3D KNITメッシュ」
っていう独自素材を使ってて、
ランニングやトレーニング用の靴の性能は
アシックスやニューバランスに近いレベルまで来てるんだ✨
柴くん:へぇ、名前は地味だけど技術は本物なんだね。
小雪ちゃん:そう!まさに“玄人が選ぶブランド”って感じ👟
6. 361° vs 他ブランドの比較
| ブランド | 売上(2024年) | 特徴 | イメージ |
|---|---|---|---|
| Nike(ナイキ) | 約6兆円 | 世界No.1。個の自由と挑戦 | 「Just Do It」 |
| Adidas(アディダス) | 約3兆5,000億円 | トレンド+クラシック | 「Originals」 |
| Anta(安踏) | 約1兆4,000億円 | 王道・買収戦略 | 「中国の帝王」 |
| Li-Ning(李寧) | 約8,000億円 | 中国文化×デザイン | 「中華ファッション」 |
| Xtep(特歩) | 約6,000億円 | ストリート志向 | 「走れるファッション」 |
| 361°(三六一度) | 約3,000億円 | 機能と品質のバランス | 「堅実な努力家」 |
柴くん:ほんと、ミズノとかアシックスのポジションっぽい!
小雪ちゃん:そうだね☺️
他社が派手に「グローバル!」って言ってる中で、
361°は「着実に地元から信頼を広げる」タイプなんだ。
7. 海外進出も少しずつ
小雪ちゃん:361°は今、アジアを中心に海外進出も進めてるよ。
- 東南アジア(ベトナム、タイ)
- 中東(UAE、サウジ)
- ヨーロッパでは一部のランニング専門店
特に“マラソン市場”で強くて、
世界中のランナーイベントでシューズ提供してるんだ🏃♂️
柴くん:ナイキやアシックスと並んで大会に出てるの?
小雪ちゃん:うん、徐々に!
しかも最近は「環境に優しい素材」も使ってるんだ🌱
8. ブランドの哲学
小雪ちゃん:361°のブランドメッセージはこれ👇
「多一度熱爱」
(Duō yī dù rè ài)
「もう1度分、情熱を。」
柴くん:わぁ、名前の“+1°”の意味とつながってるんだね。
小雪ちゃん:そう✨
「みんなよりちょっとだけ頑張る」っていう“日常の努力”を大切にしてるんだ。
ナイキが「挑戦」、Antaが「前進」なら、
361°は「努力を積み重ねる温かさ」のブランド☀️
9. 学校や地方大会にも強い
小雪ちゃん:361°は、中国の地方の学校やジュニアチームにもよく採用されてるんだ。
値段が手頃で、耐久性が高いから“部活動ブランド”的な人気があるの✨
柴くん:あ〜、日本でいう“ミズノの体操服”みたいな感じか(笑)
小雪ちゃん:まさに(笑)
「地味だけど、みんなの生活にあるブランド」なんだよ。
10. まとめ
小雪ちゃん:まとめると——
- **361°(三六一度)**は2003年誕生の中国スポーツブランド。
- コンセプトは「360°+1°=限界を超える努力」。
- 売上は約3,000億円、国内シェア第4位。
- オリンピック公式スポンサー経験あり。
- 技術力は高く、コスパも抜群。
- 目立たないけど“誠実で努力家なブランド”。
柴くん:なんか応援したくなるタイプの会社だね。
小雪ちゃん:うん☺️
361°は“かっこよく走る”より“まじめに走り続ける”ブランドなんだ🏃♀️✨


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