― アニメと遊園地を融合させた「中国式テーマパーク革命」
1|中国に「もうひとつのディズニー」があった!
柴くん:「ねぇ小雪ちゃん、中国に“方特(ファントワイルド)”って遊園地があるって聞いたけど、どんなとこなの?」
小雪ちゃん:「あ、それはいい質問✨ “中国版ディズニー”って呼ばれてる大手テーマパーク企業なんだよ!」
Fantawild(方特)は2005年に設立された中国・深圳発のエンタメ企業。
正式名称は「華強方特文化科技集団(Fantawild Holdings Inc.)」で、
テーマパーク運営・アニメ制作・映像技術開発を全部自社でやってるすごい会社なんだ🎢
2|アニメ×遊園地×テクノロジー=“方特スタイル”
小雪ちゃん:「Fantawildのすごいところは、“アニメ”と“遊園地”を同じ会社が作ってること!」
彼らの代表作は中国で超人気のアニメシリーズ
『熊出没(Boonie Bears)』。
このアニメのキャラクターがテーマパークのアトラクションやショーに登場して、
映画→グッズ→テーマパークへと一体化して展開されている。
柴くん:「日本でいうと、ジブリが“ジブリランド”を作ってる感じ?」
小雪ちゃん:「そうそう!まさにそれ!しかも、方特はVR・4D技術を使って
“アニメの世界をそのまま体験できる”ようにしてるんだよ✨」
3|地方都市から始まった「中国式ディズニー戦略」
最初のパーク「方特歓楽世界(Fantawild Adventure)」は、
2007年に安徽省の**蕪湖(Wuhu)**でオープン。
その後、全国20都市以上に展開し、いまや
中国最大級のテーマパークネットワークを持っている。
柴くん:「でもなんで上海とか北京じゃなく、地方から始めたの?」
小雪ちゃん:「それが方特の頭の良いところ💡」
・土地が安い
・地方政府が誘致に協力
・競争が少ない
この「地方モデル」で成功を積み重ねて、
いまや中国国内の**年間来場者数トップクラス(約5,000万人)**の巨大ブランドになったんだ。
4|テクノロジー企業としての顔
Fantawildのもう一つの強みは、テクノロジー企業としての側面。
アトラクションの設計・映像制作・制御システムを全部自社開発している。
🎢 つまり、「ディズニーのImagineering部門」を自分たちで持ってる!
たとえば――
- 4Dシアター
- AR体験型ライド
- 大規模プロジェクションマッピング
- 中国神話をテーマにしたメタバース展示
などを自社で企画・設計・建設しているんだ。
柴くん:「なんかもう、“遊園地メーカー”ってより“総合文化テック企業”だね!」
小雪ちゃん:「その通り✨ だから方特は“文化+科学技術=文化科技(ウェンコージー)”って呼ばれてるよ!」
5|売上とライバル企業
Fantawildの年間売上は約3,500億円(2024年推定)。
中国国内では、以下の企業と“三大テーマパーク三国志”を展開している👇
| 企業名 | 本拠地 | 特徴 |
|---|---|---|
| Fantawild(方特) | 深圳 | アニメ×テクノロジー型テーマパーク |
| Chimelong(長隆) | 広州 | 動物園+リゾート+水族館 |
| OCT(華僑城) | 深圳 | 歴史・文化体験型テーマパーク |
世界的には、
ディズニー(約4兆円)やユニバーサル(約2兆円)にはまだ届かないけど、
アジアの成長率ではトップレベル。
6|名言:創業者の哲学
Fantawildの創業者であり、CEOの**劉道強(リウ・ダオチャン)**はこう語っている。
「文化的自信,是国家的未来。」
(Wénhuà de zìxìn, shì guójiā de wèilái.)
「文化への自信こそが、国の未来を作る。」
小雪ちゃん:「方特のテーマパークって、“遊びながら中国文化を感じる”仕掛けが多いんだよ」
柴くん:「なるほど、“観光+教育”って感じか!」
中国神話を題材にした『封神演義』『女媧補天』などをテーマにしたアトラクションも人気で、
“楽しみながら歴史や文化を学べる”というのが、方特の最大の特徴なんだ。
7|海外にも広がる「文化輸出」
Fantawildはすでに海外進出も進めていて、
中東・東南アジア・アフリカでのテーマパーク開発を計画中。
アニメ『熊出没』シリーズは、アメリカ・日本・ロシアなど100カ国以上で放送されており、
“メイド・イン・チャイナのキャラクター文化”を世界に発信している。
柴くん:「え、日本でも見られるの?」
小雪ちゃん:「うん!YouTubeでも配信されてるし、映画も世界で公開されてるんだよ!」
8|まとめ:文化と技術の橋をかける会社
- テーマパークを自社開発・自社運営する垂直統合モデル
- アニメや映画と連携したクロスメディア戦略
- 地方都市から全国へ広げた成長戦略
- VR・4D・AR技術で“文化を体験する”未来を実現
小雪ちゃん:「方特はね、“中国版ディズニー”って言われるけど、
本当は“ディズニーとは違う道”を歩んでるの。」
柴くん:「どう違うの?」
小雪ちゃん:「ディズニーは“夢を見せる”けど、方特は“文化を感じさせる”。
つまり、“自国の物語をエンタメで伝える”会社なんだ✨」
🏮あとがき
“ロボット”や“AI”が中国のテクノロジー革命の象徴なら、
Fantawild(方特)は「文化革命の象徴」。
中国が“モノづくり大国”から“物語づくり大国”へと変わっていく――
その最前線に立つのがこの企業だ。
柴くん:「今度中国行くとき、方特行ってみたいな!」
小雪ちゃん:「うん、一緒に“熊出没ライド”乗ろうね🐻🎢✨」
-120x68.webp)
-120x68.webp)
コメント