🏢第２３６回　So-Young（新氧）

― 美容医療×SNSがつくる「可愛くなる経済」

柴くん：「小雪ちゃん、“新氧（シンヤン）”って、美容アプリなの？」
小雪ちゃん：「そうだよ✨
正式名称は So-Young International（新氧科技）。
中国の美容医療マッチングプラットフォームなんだ💄」

創業は2014年、北京。
美容整形やスキンケア、医療脱毛などを“アプリで探せる”という
新しいスタイルを作った会社なんだ📱

So-Youngは、いわば「美容医療の食べログ」。
アプリでクリニックを探したり、他のユーザーの体験談を読んだりできる。

柴くん：「それって、整形したい人にとってめっちゃ便利だね！」
小雪ちゃん：「うん、しかも“口コミで選ぶ”文化が広がったきっかけでもあるんだよ。」

創業者は**金星（Jin Xing）**さん。
元々はIT業界のエンジニアだったけど、
「美容医療の情報が不透明すぎる」と感じてSo-Youngを立ち上げた。

「医美は贅沢じゃない。もっと安心で、もっと透明に。」
(Yīměi bú shì shēchǐ, yīnggāi gèng ānquán, gèng tòumíng.)
「美容医療はぜいたくじゃない。安心で透明であるべきだ。」

小雪ちゃん：「“可愛くなること”を、誰もが平等に楽しめるようにしたかったんだって✨」

So-Youngの主な収益モデルは3つ👇

2020年には年間売上約450億円を突破📈
2024年時点でも、ユーザーは7,000万人以上。

柴くん：「中国の“美容医療市場”ってそんなに大きいの！？」
小雪ちゃん：「うん。2024年で約7兆円規模だからね💄」

小雪ちゃん：「“就活整形”“自信整形”なんて言葉もあるくらい、
自分の見た目をポジティブに変える文化が根づいてるんだよ💡」

So-Youngはただのアプリじゃなく、コミュニティなんだ。
ユーザー同士が体験談を共有して、
「整形仲間」や「医師ファン」ができるのも特徴💬

「口コミの透明性 × コミュニティの信頼」が成功のカギ✨

中国政府は2021年から「医美広告の規制」を強化。
虚偽宣伝や未認可クリニックへの誘導は禁止された🚫

そのためSo-Youngは、
AIによる広告審査と、医療資格の厳格確認を導入した。

柴くん：「安全性が課題なんだね。」
小雪ちゃん：「うん。でも、“信頼できる美容医療の入口”として
So-Youngは業界全体の質を引き上げたんだよ✨」

柴くん：「中国の方が“整形を日常的に話せる空気”なんだね。」
小雪ちゃん：「そう！“美容医療＝前向きな自己投資”って考えが当たり前なんだよ✨」