🏢第２４７回　小肥羊（Xiaofeihan）

― 「羊のうまみで勝負！」から始まった、中国火鍋ブームの原点🫕🐑

柴くん：「“海底撈（ハイディラオ）”の記事見てたら、
“もうひとつの火鍋王”って“小肥羊”って名前が出てきたんだけど？」

小雪ちゃん：「おっ、よく気づいたね✨
“海底撈”が“サービスの王様”なら、
“小肥羊（シャオフェイヤン）”は“スープの王様”なんだよ🍲」

小雪ちゃん：「小肥羊は1999年に内モンゴル自治区・包頭市で生まれたの。
創業者は**張鋭（Zhang Yong）**さん。
“羊肉を一番おいしく食べさせたい”って思って、
特製スープを開発したんだ。」

柴くん：「モンゴル発なんだ！
確かに“羊”って聞くと草原のイメージあるね。」

小雪ちゃん：「そう。だからお店のロゴにも羊のマークがあるでしょ？🐑
“自然・健康・温かさ”を象徴してるの。」

柴くん：「海底撈はタレとかサービスの印象が強いけど、
小肥羊は何が違うの？」

小雪ちゃん：「一番の違いは、“たれをつけない”火鍋なんだよ！」

柴くん：「えっ、タレ無し！？」

小雪ちゃん：「うん。
小肥羊のスープには20種類以上の薬膳スパイスが入ってて、
それだけで味が完成してるの✨
にんにく・しょうが・ナツメ・クコの実・シナモン…まさに“飲めるスープ”🍜」

柴くん：「すごい、健康にも良さそう！」

小雪ちゃん：「スープがあまりに評判だったから、
一気に口コミで広がって、2000年代には中国国内で1,000店舗以上に！
“薬膳火鍋ブーム”を作ったのが小肥羊なんだ🔥」

柴くん：「まさに“元祖・国民鍋”だね！」

項目	内容
創業年	1999年
本社	内モンゴル自治区・包頭市
店舗数（最盛期）	約1,300店（中国＋海外）
年間売上	約1兆円（2008年時点）
上場	香港証券取引所（2008年）
買収	2012年にYum! Brands（KFC・Pizza Hut運営）が買収！

柴くん：「えっ、ケンタッキーの会社に買われたの！？」
小雪ちゃん：「そうなの😲　“火鍋を世界に広めたい”ってことで、
アメリカのYum! Brandsが買収したんだ。
つまり“中華×アメリカ資本”のコラボブランドになったわけ✨」

小雪ちゃん：「アメリカ、カナダ、シンガポール、日本などにも進出して、
“辛くない薬膳火鍋”として人気！
特に日本では銀座・池袋・名古屋などに店舗があるよ🇯🇵」

柴くん：「へぇ〜！
“辛すぎない中華”って、日本人にも合いそうだね🌿」

柴くん：「なるほど〜。
海底撈が“テーマパーク鍋”なら、小肥羊は“漢方スープ鍋”って感じだね😋」
小雪ちゃん：「その表現、ピッタリ✨」

小雪ちゃん：「中国では“鍋＝団らん”の象徴なんだけど、
その文化を“外食産業として確立した”のが小肥羊なんだよ。」

柴くん：「じゃあ海底撈は、その後に続いた“第2世代”なんだね！」
小雪ちゃん：「そうそう😊
“火鍋のDNA”は小肥羊から始まったって言ってもいいくらい。」

「火鍋是健康的温度。」
(Huǒguō shì jiànkāng de wēndù.)
「火鍋は、健康を温める温度だ。」

小雪ちゃん：「小肥羊の理念は“食べて元気になる火鍋”なんだ✨
だから今も薬膳素材を中心にした“健康鍋”として人気が続いてる。」

柴くん：「日本の“しゃぶしゃぶ温野菜”みたいなポジションかも！」
小雪ちゃん：「うん、似てる！　でもスープの香りはもっと本格的だよ🌿」