🏢第２０５回　JA Solar（晶澳太陽能）

──“見えない太陽”で世界を照らす、もうひとつの巨星

柴くん：LONGiは聞いたことあるけど、JA Solarって何の略？
“Japan”のJA？

小雪ちゃん：それ、よく聞かれるんだけど違うの😂
JAは “Jing Ao（晶澳）” の頭文字だよ。

正式名称は 晶澳太陽能科技股份有限公司（JA Solar Technology）。
中国・北京に本社を置く、世界第2位の太陽光パネルメーカーなんだ🌍

柴くん：へぇ〜、LONGiのライバルってことか！

小雪ちゃん：JA Solarは2005年に創業したんだけど、
最初はたった50人の小さなスタートアップだったんだ。

創業者は**金保安（ジン・バオアン）**さん。
彼は「太陽光を、工場や家庭で当たり前に使える時代を作る」って夢を掲げて、
シリコンウェハー（太陽光の“もと”になる材料）の製造から始めたの。

2007年にはアメリカ・NASDAQに上場して、
一気に世界市場へ🚀

「太陽光を特別なものから日常へ。」
これが会社の最初のスローガンだったんだ☀️

年	売上	世界シェア	生産能力
2010年	約3,000億円	8%	年間1GW
2020年	約2兆円	15%	年間15GW
2024年	約3兆円	約20%	年間80GW（世界2位）

柴くん：うわっ、80GWってどのくらい？
小雪ちゃん：東京ドーム2万個分の屋根を全部ソーラーにしたくらい（笑）

柴くん：それ想像つかん😂

「量産力＋品質安定性」＝“静かな強さ”

小雪ちゃん：JA Solarの強みはね、
派手さじゃなくて“安定性”。

「品質」「供給量」「耐久性」――
3拍子そろった“堅実ブランド”なんだ💪

たとえばパネルの故障率は0.03％以下（世界最低レベル）。
世界中の発電所が「JAなら壊れない」って信頼してる✨

柴くん：なるほど。LONGiが“技術のカリスマ”なら、
JAは“信頼の職人”って感じか！

小雪ちゃん：まさにその通り👏

小雪ちゃん：JA Solarの技術テーマは「効率を1%でも上げる」こと。

代表的なのが「PERCセル」という発電技術。
普通の太陽電池より、光を裏側からもう一回反射させて電気を作るんだ💡

太陽光を“2回使う”発想で、発電効率が20％超え！

しかも最近では、

小雪ちゃん：JA Solarのパネルは、もう世界中にあるんだよ。

柴くん：え、砂漠でも動くの？
小雪ちゃん：そう☀️
高温に強くて、砂や埃に強い設計になってる。
耐久試験は「−40℃〜85℃」の極端環境でもOKなんだ。

柴くん：それもう“タフな太陽”だな😂