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🔥第209回 日本の屋根が中国製だらけって本当?

中国の会社
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──静かに広がる“太陽光の中国シェア”


1. 街を見渡せば…屋根の上にソーラーパネル☀️

柴くん:最近どこの家の屋根にもパネル乗ってるよね。
でも、あれって日本製じゃないの?

小雪ちゃん:うん、実はね――
半分以上は中国メーカー製なんだよ🇨🇳💡

柴くん:えっ!? 日本の屋根なのに!?

小雪ちゃん:そう。
経済産業省のデータによると、
2024年時点で日本国内の太陽光パネル流通シェアの約60%が中国製


2. なぜそんなに中国製が多いの?

小雪ちゃん:理由はかんたん。
「安くて性能がいいから」☀️

比較項目日本製(例:シャープ・パナソニック)中国製(例:LONGi・Trina・JA)
発電効率高め(20〜22%)ほぼ同等(21〜23%)
価格高い(1枚あたり4〜5万円)安い(1枚あたり2〜3万円)
保証期間約10〜15年15〜25年(長期保証あり)
供給量限定的大量生産で安定

柴くん:性能もほぼ同じで、半額!?
小雪ちゃん:そうなの。
しかも、中国は太陽光パネルの世界シェア80%超だから、
規模の経済でどんどん安く作れるんだ。


3. 日本製パネルってもう少ないの?

小雪ちゃん:残念だけど…ちょっと減ってる😢

以前はシャープ、京セラ、パナソニックが主力だったけど、
・製造コストが高い
・中国との価格競争に勝てない
この2つで、国内生産から撤退・縮小する企業が増えたの。

今では、日本製パネルは全体の2〜3割ほど。

柴くん:えっ、そんなに減ってるの!?

小雪ちゃん:うん。
たとえばパナソニックは2022年に太陽電池生産を終了、
今は海外メーカーの製品を販売するだけなんだよ。


4. 中国メーカーってどこが多いの?

小雪ちゃん:実際に日本の屋根に多いのはこのあたり👇

メーカー本社日本での展開例
LONGi(隆基緑能)西安(中国)メガソーラー・住宅屋根両方に多い
JA Solar(晶澳太陽能)北京(中国)北海道・九州の発電所中心
Trina Solar(天合光能)江蘇省常州(中国)住宅用パネル・工場屋根に人気
Jinko Solar(金科太陽能)上海(中国)国内販売会社あり、コスパ重視

柴くん:あ、全部さっきの“三強”に出てきた会社だ!
小雪ちゃん:そう、まさに日本の屋根も
ソーラー三国志の戦場なんだよ☀️🔥


5. 「中国製=悪い」ではない

柴くん:でも中国製って、ちょっと不安なイメージあるな…。
品質とか大丈夫なの?

小雪ちゃん:それも昔の話!
今の大手メーカーは世界中で厳しい基準をクリアしてる✨

例えば——

  • LONGi → ドイツのTÜV認証
  • Trina → 日本のJET認証(正式国内基準)
  • JA Solar → 米国UL・欧州IEC基準をクリア

つまり、「海外製=安かろう悪かろう」じゃない時代なの。

柴くん:なるほど、スマホで言えば「iPhoneも中国で作ってる」みたいなもんか。
小雪ちゃん:そうそう! 同じような感じ😊


6. 中国製が増える“もうひとつの理由”

小雪ちゃん:もうひとつ大きいのが、
**「日本の太陽光の設置がほぼ住宅中心」**になったこと。

大規模発電(メガソーラー)は一段落して、
今は個人宅・中小企業の屋根がメイン☀️

だから、
・軽くて設置しやすい
・コスパがいい
・保証が長い

この3拍子が揃った中国製が選ばれやすいんだ。

柴くん:確かに“家電みたいにコスパで選ぶ時代”って感じだね。


7. 日本企業の“生き残り戦略”

小雪ちゃん:でも日本も負けっぱなしじゃないよ💪

  • シャープ:IoT連携(スマホで発電量を管理)
  • 京セラ:家庭用+蓄電池のセット販売
  • リクシル・積水ハウス:建物と一体化した「屋根ソーラー」提案

つまり、“パネル単体”ではなく
**「暮らしのエネルギー全体」**で勝負してるんだ✨

柴くん:なるほど、単純な部品勝負じゃなくて“仕組み”で戦うんだね。


8. 面白トリビア🌞

  • 東京・神奈川・千葉の新築住宅の約7割に中国製パネルが採用されている。
  • でも、設置工事はほとんど日本の企業が担当(例:オリックス、Looopなど)。
  • 中国メーカーの多くが、東京・大阪に支社を置いていて、日本語対応完備!
  • 長野県のある町では、役場の屋根もTrina製パネルが乗っている😆

柴くん:役場まで中国製か(笑)もう完全に生活の一部だね😂


9. 「誰が屋根の上を制するか=電力の未来」

小雪ちゃん:面白いのはね、
屋根の上って、エネルギーの主導権なんだよ⚡

たとえば——

  • 太陽光パネルを誰が作るか
  • どこから買うか
  • その電気をどう使うか

ここで国が変わると、エネルギー依存のバランスも変わっちゃう。
だから「日本の屋根が中国製だらけ」って、
実は地政学的にすごく重要なテーマなんだ。

柴くん:え、それってもう“屋根の上の外交戦争”じゃん😳


10. まとめ

小雪ちゃん:まとめると——

  • 日本の太陽光パネルの約6割は中国メーカー製。
  • 主な企業はLONGi・Trina・JA Solar・Jinko。
  • 理由は「高性能+低価格+大量供給」。
  • 品質は世界基準で、信頼性も向上。
  • 日本企業は“暮らし×再エネ”で再挑戦中。

柴くん:つまり、「中国製だらけ」は本当だけど、“悪いこと”じゃないんだね。
小雪ちゃん:うん☀️
大事なのは、どこの製品でも上手に使って地球にやさしい暮らしをすること

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