🏢第２３０回　Zuoyebang（作業帮）

― 「わからない」が消える中国のAI学習アプリ

柴くん：「ねぇ小雪ちゃん、“作業帮”って、名前が“宿題の味方”みたいだね！」
小雪ちゃん：「そう！その通り✨ “作業”は中国語で“宿題”、
つまり『宿題サポートアプリ』から始まったんだよ。」

2015年に百度（Baidu）から独立して生まれたのがZuoyebang（作業帮）。
スマホのカメラで宿題の問題を撮ると、
AIが一瞬で解き方・解説・類題練習を表示してくれる📱

🎯 まさに「宿題のGoogle先生」！

使い方はめっちゃ簡単👇
1️⃣ 問題をスマホで撮影
2️⃣ AIが文字認識して検索
3️⃣ 解答・ステップ・動画解説を表示
4️⃣ 類似問題で練習もできる

柴くん：「それ…テスト勉強めっちゃはかどりそう！」
小雪ちゃん：「うん✨ しかも“ただの答えアプリ”じゃなくて、“理解まで導くAIチューター”なんだよ💡」

ZuoyebangはAI技術を徹底的に活用。
「AI採点」「学習進捗分析」「弱点特定」など、
ユーザーごとに学習内容を最適化してくれる。

“AIが宿題を見る”時代の先駆け✨

2020年以降は、
ライブ授業「作業帮直播課」も開始。
有名教師が全国の学生にオンライン授業を配信していて、
リアルタイムで質問もできる📖

柴くん：「へぇ〜！塾に行かなくても授業が受けられるのか！」
小雪ちゃん：「そう✨ “AI＋ライブ授業”の組み合わせで、教育の地域差をなくしてるんだ💪」

Zuoyebangは、中国EdTech市場のトップ3に入る巨大企業。
2020年にはユニコーン企業（企業価値1兆円超）に成長。

小雪ちゃん：「つまり、“百度が生んだAI教育の申し子”って感じだね✨」

柴くん：「つまりZuoyebangは“自習アプリ寄り”なんだね！」
小雪ちゃん：「うん、“自分で勉強したい派”に人気なんだ📘」

2021年、中国政府が「塾ビジネスの制限」を実施。
Zuoyebangもライブ授業を一部停止し、
代わりにAI自習機能や学校支援ツールへシフトした。

📉 利益より“社会教育”にフォーカスする新路線へ。

小雪ちゃん：「だから今は“AI教育プラットフォーム企業”として再スタートしてるんだ。」
柴くん：「教育の形が、国の方針で変わるってすごいね…」

今のZuoyebangは、

を開発中。
AIが「今日何を復習すべきか」まで提案してくれるんだ。

柴くん：「まさに“AI塾の担任”だね！」
小雪ちゃん：「しかも休まず働く先生だよ（笑）」

小雪ちゃん：「日本が“先生主導型”、中国は“AI主導型”って感じだね！」

「教育の未来は、個別化にある。」
(Jiàoyù de wèilái zài yú gèrén huà.)
「教育の未来は、一人ひとりに合わせることにある。」

Zuoyebangは、“万人に同じ授業”ではなく、
“AIが個人に最適化した授業”を届けるのを目指している✨