― 中国のハイウェイを支配する、世界最大の「トラック版マッチング」巨人 ―
1|高速道路で見かける「あのロゴ」
柴くん: 「ねぇ小雪ちゃん。中国の高速道路の映像を見ていると、ものすごく大きなトラックがたくさん走っているよね。あれを支えている会社ってあるの?」
小雪ちゃん: 「いいところに目をつけたね! それなら Full Truck Alliance(満幇/マンバン) を紹介しないわけにはいかないよ。ここは『トラック界のUber』の最大手なの✨」
柴くん: 「前回教えてもらったLalamove(ララムーブ)とは違うの?」
小雪ちゃん: 「いい質問! Lalamoveが『街の中の配送』なら、満幇は『都市から都市への長距離配送』がメイン。何百キロ、何千キロも荷物を運ぶ巨大なトラックたちの味方なんだよ」
2|二つのライバルが「合体」して誕生!
柴くん: 「満幇(マンバン)って、ちょっと変わった名前だね。どういう意味なの?」
小雪ちゃん: 「実はこの会社、2017年にライバル同士だった2社が合併してできたの。だから名前に『Alliance(同盟)』って入っているんだよ🤝」
柴くん: 「ライバルが手を組んだんだ! それは強そうだね」
小雪ちゃん: 「そうなの。もともとはソフトバンクの孫正義さんも出資していた『運満満(ユンマンマン)』と、テンセントが背景にいた『貨車幇(フオチャバン)』が合体したの。まさに中国物流界の『ドリームチーム』誕生だったんだよ」
3|「空車」で走るムダをゼロに!
柴くん: 「トラックのマッチングって、具体的に何がすごいの?」
小雪ちゃん: 「昔の中国では、トラック運転手さんは荷物を届けた後、帰りは荷物がなくて『空車』で走ることが多かったんだよ。これってガソリン代も時間ももったいないでしょ?」
柴くん: 「たしかに! 帰り道も何か運べたほうがいいよね」
小雪ちゃん: 「そこでアプリの出番! 荷物を送りたい人と、近くにいる空きトラックを瞬時にマッチングするの。これで運転手さんの収入は増えて、運賃は安くなる。まさに魔法のアプリなんだよ💡」
4|驚きの数字!売上とシェア
柴くん: 「それだけ広い中国で使われているなら、数字もすごそうだね」
小雪ちゃん: 「驚かないでね。2023年の売上高は約84億元(約1,800億円!)。さらに、アプリを使っているアクティブな運転手さんは、なんと年間300万人以上もいるの💰」
柴くん: 「300万人……。日本の人口規模で考えると、とんでもない数だね」
小雪ちゃん: 「そうなの。中国の長距離トラック業界では、シェアが圧倒的すぎて『満幇なしでは物流が止まる』と言われるくらいの影響力があるんだよ。2021年にはニューヨーク証券取引所にも上場しているんだ」 ※1元=21円換算
5|最新テックで「自動運転」へ
柴くん: 「ただのマッチングアプリなのかな? 他にやってることはないの?」
小雪ちゃん: 「実は、中身はゴリゴリのAI企業なの! 膨大な走行データを解析して、一番効率的なルートを計算するのは当たり前。最近は**『自動運転トラック』**の開発にも力を入れているんだよ」
柴くん: 「えっ、あの巨大なトラックが自動で走るの?」
小雪ちゃん: 「そうなの。運転手さんの負担を減らして、もっと安全に、もっと安く運べる未来を作ろうとしているんだよ。ただのマッチングを越えて、物流の『脳』になろうとしているんだね✨」
6|Lalamoveとの「棲み分け」と「競争」
柴くん: 「さっきのLalamoveとは仲良しなの?」
小雪ちゃん: 「基本的には『長距離の満幇』と『近距離のLalamove』で棲み分けができているよ。でも最近は、Lalamoveが長距離に進出したり、満幇が街中の配送に手を出したりして、少しずつ火花が散り始めているの🔥」
柴くん: 「どっちが勝つか、目が離せないね!」
7|柴くんのまとめ
柴くん: 「ライバル同士が合体して、中国大陸の物流をAIで動かしているなんてワクワクするね。ぼくもいつか、中国の広いハイウェイを走るトラックを見かけたら、満幇のアプリのことを思い出してみるよ!🐾」
小雪ちゃん: 「そうだね! ちなみに、運転手さんたちのための保険やローンのサービスまでやってるんだよ。まさに『トラック人生』を丸ごと支える巨大企業だね!🚚💨」


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