― 中国の中小企業を支える“デジタル店長”―
1|Weimobはどんなことをしている会社?
柴くん:
「Weimob(ウェイモブ)」ってさ、なんか聞いたことあるようなないような…。中国の会社なんでしょ?
小雪ちゃん:
うん!Weimobはね、中国の中小企業向けに「ネットショップを簡単に作れるサービス」や「お客さんとのチャット機能」、「クーポン発行」なんかを提供してるIT企業だよ。
柴くん:
えっ、それってSTORESとかBASEみたいなやつ?
小雪ちゃん:
そうそう!それに、LINE公式アカウントとか広告配信の機能もくっついた感じ。だから、「お店をまるごとデジタル化できるサービス」って感じなんだよね。
2|中小企業のデジタル化を後押し
柴くん:
中国って、ネットショッピングとかアプリのイメージが強いけど、地方のお店もデジタル化してるの?
小雪ちゃん:
最近はね、スマホでなんでもやる時代だから、田舎のパン屋さんや美容室でも「ネット予約」や「チャットで問い合わせ対応」が必要になってきてるの。
柴くん:
でもそういうお店って、ITに詳しくない人も多そう…。
小雪ちゃん:
そこでWeimobの出番!テンプレートや簡単な管理画面で、誰でもすぐに始められるようになってるの。まさに“デジタル店長”!
3|売上や業界でのポジションは?
柴くん:
それってけっこうスゴい会社なんじゃない?
小雪ちゃん:
2024年の売上は約30億元、だいたい日本円で630億円くらいかな。
柴くん:
うわっ、すごい…。中国では大きい方?
小雪ちゃん:
SaaS(サース)っていうクラウドサービス業界ではかなり有名だよ。日本で言うなら、GMOペパボとかラクスみたいなポジションかな。
4|テンセントと深い関係がある
柴くん:
あ、テンセントってWeChatの会社でしょ?ゲームとかSNSで有名な。
小雪ちゃん:
大正解!Weimobは、そのテンセントとがっつり組んでて、「WeChat(微信)」の中で動く“ミニプログラム”って機能に対応してるの。
柴くん:
ミニプログラム?
小雪ちゃん:
WeChatの中で使えるミニアプリみたいなもので、お店の予約や商品購入ができるの。Weimobを使えば、自分のお店をその中にサクッと作れちゃうんだよ。
5|主なライバルは?
柴くん:
こういうサービスって、他にも似たようなのありそうだね?
小雪ちゃん:
うん、一番のライバルは「Youzan(有赞)」っていう会社。それから、アリババや京東(JD.com)もSaaS部門で競ってるよ。
柴くん:
じゃあ、Weimobはどうやって勝ってるの?
小雪ちゃん:
中小企業に特化して、サポートが手厚いのが強みだね。とくにITに苦手な人にも優しい作りになってるのが好評なんだよ。
6|まとめ:小さなお店の味方になるIT企業
柴くん:
中国って、都会の大企業だけが成長してるイメージだったけど、地方のお店もこんなふうに支えられてるんだね。
小雪ちゃん:
そうなの。Weimobは「全国どこでもお店をデジタル化できる社会」を目指してるんだって。ネットに不慣れなおじいちゃんおばあちゃんのお店でも、アプリで注文できたりする時代だよ。
柴くん:
未来すぎる…!でもなんか、そういう会社ってカッコいいね!
小雪ちゃん:
うん、小さな努力を支える“裏方ヒーロー”って感じ。これからアジア全体に広がるかもしれないよ!
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