― 顔認識で注目、中国の“AI目線”をつくる会社―
1|DeepGlintはどんなことをしている会社?
柴くん:
「DeepGlint(ディープグリント)」って、なんかアニメの技名っぽいけど…どんな会社なん?
小雪ちゃん:
たしかに名前はかっこいいよね!DeepGlintは、中国・北京のAIスタートアップで、顔認識や映像分析の技術に特化してる会社だよ。
中国語名は「格靈深瞳(グーリン・シェントン)」って言うの。
柴くん:
へぇ、AIの目で人の顔とか動きを見分けるってこと?
小雪ちゃん:
うん。たとえば、防犯カメラに映る人物の顔を読み取って、「誰がどこにいたか」とか「どのルートを歩いたか」まで分析できるんだ。
2|どこで使われているの?
柴くん:
それって、お店とかで使うん?
小雪ちゃん:
もっとスケール大きくて、空港、鉄道駅、街中の監視カメラとかで使われてるよ。
中国では「スマートシティ」といって、街全体をAIで見守るような取り組みが進んでて、その中でDeepGlintの技術が活躍してるの。
柴くん:
たとえば迷子の子どもを探すとか、逃走中の犯人を追うとか?
小雪ちゃん:
そういうのにも使われてるよ。あと、群衆の動きを分析して、イベント会場の安全対策とか、駅の混雑予測にも使えるんだ。
3|技術レベルはどれくらい?
柴くん:
そんなすごいことできるなら、技術もめっちゃ高そう。
小雪ちゃん:
実は創業者はGoogle出身のエンジニアで、もともと最先端のAI研究をしてた人たちなんだ。
DeepGlintは、顔認識・行動認識・3D人体スキャンなどで中国国内でもかなり評価が高いよ。
柴くん:
人体スキャンってことは、動きまで見てるの?
小雪ちゃん:
うん。たとえば「この人、荷物置いたあと不審な動きしてる」とか「この人は以前と違う動きパターン」みたいに、細かい行動までAIが判断できるんだって。
4|海外との関係や話題も
柴くん:
中国のAIって、なんか海外でも話題になってるよね?
小雪ちゃん:
DeepGlintもその一つで、アメリカの大学や海外のスタートアップと技術連携してたこともあるよ。
でも2021年以降、アメリカ政府の**安全保障リスト(エンティティリスト)**に載っちゃって、ちょっと注目されたんだ。
柴くん:
え、それってヤバいやつ?
小雪ちゃん:
ヤバいっていうより、「軍事転用の可能性がある」って判断された会社に出される制限で、アメリカ企業との取引に制限が出ちゃうの。
それだけAIの力が強いってことでもあるんだけどね。
5|どんな企業とライバルなの?
柴くん:
中国には顔認識の会社っていっぱいあるよね?ライバルは?
小雪ちゃん:
「SenseTime(商湯科技)」「Megvii(メグビー)」「CloudWalk(雲従科技)」なんかが“AI四天王”って呼ばれてるライバル企業。
DeepGlintは、その中でも監視カメラ映像のリアルタイム解析が得意なタイプだよ。
柴くん:
じゃあ、技術派のニッチ企業って感じなんやな。
小雪ちゃん:
そう。派手なスマホアプリよりも、“街の裏側でひっそり動くAI”ってイメージ!
6|まとめ:AIの“目”で社会を見守る、静かな主役
柴くん:
DeepGlintって、名前の通り「深いまなざし」って感じやな。
小雪ちゃん:
ほんとにね。表に出る会社じゃないけど、街の安全とか、人の動きを理解するっていう点で、社会インフラの一部になりつつあるAI企業なんだよ。
柴くん:
まさに“見えないけど頼れる存在”か〜。未来の街づくりにも関わってそうだね!
小雪ちゃん:
うん。監視カメラがAIでつながって、都市全体が考えるようになるって、まさにSFみたいな時代が近づいてるのかも!
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