― 「AIを自動でつくる」を実現する、中国のAI開発エンジン!―
1|Fourth Paradigmはどんなことをしている会社?
柴くん:
「Fourth Paradigm」ってさ、読み方あってる?「フォース・パラダイム」?なんか難しそうな名前だね…。
小雪ちゃん:
正解!「Fourth(第4の)」+「Paradigm(パラダイム=考え方の枠組み)」で、“新しい時代のAIの枠組み”をつくろうって意味が込められてるんだよ。
中国語名は「第四范式(ディースーファンシー)」って言うの。
柴くん:
へぇ〜、なんか理系の研究所みたいな名前だけど、どんなことしてるの?
小雪ちゃん:
この会社は、中国・北京にあるAIプラットフォーム企業で、
特に「誰でもAIをつくれるようにする技術」に力を入れてるんだよ。
柴くん:
AIを…自動でつくる?
小雪ちゃん:
うん、キーワードは「AutoML(自動機械学習)」。
つまり、データを用意すれば専門知識がなくてもAIモデルが作れるようにするのが、Fourth Paradigmの強みなんだ。
2|AI開発の“めんどう”を自動化する
柴くん:
AIって、めっちゃむずかしそうなイメージなんだけど…
小雪ちゃん:
実際、ふつうは「データの前処理・モデル選び・学習・評価・調整」と、いろいろ工程が多いの。
柴くん:
なんかもう聞いてるだけで無理そう…笑
小雪ちゃん:
そこでFourth Paradigmは、それをぜんぶ自動でやってくれるツールを開発してるの。
企業が「データだけ準備すれば、あとはAIが勝手に学んでくれる」っていう夢みたいな仕組み!
3|どんな業界で使われてるの?
柴くん:
それって、どういうところで使われてるの?
小雪ちゃん:
たとえば、銀行での融資審査AI、保険会社の不正検知、病院の診断支援、工場の異常検知などなど。
柴くん:
AIをゼロから作れなくても、各業界で使えるってことか!
小雪ちゃん:
そう。Fourth Paradigmは「AIを作る人」を増やすんじゃなくて、AIを作れる“企業”を増やすっていうスタイルなんだよ。
4|中国の中でもかなり注目されている
柴くん:
中国ってAIスタートアップめっちゃあるけど、ここはどれくらいすごいの?
小雪ちゃん:
2023年には香港市場に上場して、企業評価額は**1,000億元(約2兆円)**クラスって言われてる。
それだけ、期待されてる会社なんだよ。
柴くん:
すごっ…!まさにAI界のユニコーンやな。
小雪ちゃん:
しかも創業メンバーは百度(バイドゥ)やMicrosoft出身の研究者たちで、技術的にもガチ勢揃い!
5|他のAI企業とのちがいは?
柴くん:
AI四天王とか、顔認識の企業もあるけど、それとはちがうの?
小雪ちゃん:
うん、ちがう方向性だね。
SenseTimeやMegviiは「AIを使って何かをする会社」だけど、Fourth Paradigmは「AIをつくる環境を提供する会社」なの。
柴くん:
たとえるなら?
小雪ちゃん:
「AIロボットを売る会社」じゃなくて、「AIロボットを誰でも組み立てられる道具箱を売ってる」って感じかな。
6|まとめ:AIを“誰でも使える”時代の立役者
柴くん:
Fourth Paradigmって、“AIそのもの”じゃなくて、“AIを作る仕組み”を広めてるってことなんやね。
小雪ちゃん:
うん。まさに「AIを民主化する会社」って呼ばれてて、これからどんな企業でもAIを活用できるようにするのが目標なんだって。
柴くん:
なんか地味に見えて、すごく未来に直結してる感じがするね!
小雪ちゃん:
そうなの。AIが当たり前になる時代には、Fourth Paradigmみたいな“影の開発エンジン”がますます重要になってくるはずだよ。
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