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🏢第164回 iQIYI(愛奇芸)

中国の会社
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中国版Netflixはどこまで大きい?


1. iQIYIってどんなサービス?

柴くん:小雪ちゃん、「iQIYI(アイチーイー)」って聞いたことあるけど、どんな会社なの?

小雪ちゃん:iQIYIは2010年に設立された中国の大手動画配信サービスだよ。映画、ドラマ、アニメ、バラエティを配信していて、**「中国版Netflix」**とも呼ばれてるんだ。

柴くん:日本でいうと「Netflix+ABEMA+アマプラ」を混ぜた感じ?

小雪ちゃん:うん、かなり近いイメージだね。


2. 規模と売上

柴くん:会員数はどれくらいいるの?

小雪ちゃん:2024年時点で――

  • 有料会員数:1億人以上
  • 売上:約4,000億円

これだけで日本の動画配信市場全体を超える規模なんだ。

柴くん:1億人!?日本の人口並みじゃん…。


3. コンテンツ戦略

小雪ちゃん:人気の理由はコンテンツ戦略にあるよ。

  1. オリジナルドラマ:「延禧攻略」など大ヒット作を制作。
  2. バラエティ番組:「青春有你」みたいなオーディション番組が大成功。
  3. 海外展開:東南アジアや北米にアプリ配信。字幕で国際ファンを増やしてる。

柴くん:日本の「Netflixオリジナル」に近いんだね!


4. 競合との比較

柴くん:でも中国ってライバルも多いんじゃない?

小雪ちゃん:その通り。主要サービスを比べるとこんな感じ(2024年)。

サービス国・運営会社有料会員数売上規模強み
iQIYI中国・バイドゥ系約1億人約4,000億円オリジナルドラマ・バラエティ
Tencent Video(騰訊視頻)中国・テンセント約1.2億人約5,000億円WeChatとの連携、独占コンテンツ
Youku(優酷)中国・アリババ約8,000万人約3,000億円豊富な映画・ドラマ
Netflix米国約2.7億人約4兆円世界最大規模、オリジナル作品
ABEMA日本・サイバーエージェント+テレビ朝日約1,200万人(無料含む月間アクティブ)約600億円スポーツ中継(W杯など)、アニメ

柴くん:へぇ〜!中国国内だけでNetflix級の戦いが繰り広げられてるんだね。


5. 日本との比較

柴くん:日本と比べるとどう?

小雪ちゃん

  • Netflix(日本):日本でも加入者が多いけど、世界全体で2.7億人という圧倒的なスケール。
  • ABEMA:スポーツ中継やアニメに強いけど、有料会員はまだ数百万人規模。
  • iQIYI:有料会員だけで1億人。ABEMAの10倍以上。

柴くん:数字で比べると、日本のサービスはまだ小さく見えるな…。


6. 課題と展望

柴くん:大きいけど問題はないの?

小雪ちゃん:あるよ。

  • 制作費が膨大で黒字化が難しい。
  • 海外ではNetflixに押されがち。
  • 中国政府のコンテンツ規制が厳しい。

でも将来は――

  • 中国ドラマやバラエティをさらに世界に展開。
  • 日本でもiQIYI制作ドラマがNetflix経由で配信されて人気になる可能性あり。

柴くん:つまり、中国発のコンテンツが日本にもっと入ってくる未来があるんだね!


7. まとめ

小雪ちゃん:まとめると――

  • iQIYIは「中国版Netflix」、有料会員1億人、売上約4,000億円。
  • 中国ではTencent VideoやYoukuと競争。
  • 日本のABEMAやNetflixと比べても、規模がケタ違い。

柴くん:中国の動画配信って、日本以上に熱い戦いなんだね。

小雪ちゃん:そう。まさに「中国版配信ウォーズ」って感じだよ!

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