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🌟第15回 劉強東(リウ・チャンドン)

中国の経営者
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誠実を武器に中国ECを制した男


柴くん
ねえ小雪ちゃん、アリババのジャック・マーやテンセントのポニー・マーはすごかったけど、
中国って、他にも有名なネット企業あるよね?なんだっけ、あの赤いロゴの…

小雪ちゃん
あ、**JD.COM(京東)のことだね!
それをつくったのが、今回紹介する
劉強東(リウ・チャンドン)**さんだよ📦


1. 小さな村から大都会へ

小雪ちゃん
劉強東さんは、1974年、中国・江蘇省のとある農村に生まれたよ。
生まれた家は本当に貧しくて、冷蔵庫もテレビもなかった時代。

柴くん
え、そんなところからEC(ネット通販)王者になるの…?すごすぎ!

小雪ちゃん
勉強はめちゃくちゃ努力家だったんだ。田舎から北京に出て、
難関の「中国人民大学」に合格。社会学を専攻したんだけど、
「学問だけじゃ食べていけない」と思って、プログラミングやビジネスも独学で学んだんだって。

柴くん
うわ〜、現代の文武両道って感じ!


2. 小さな家電店からスタート

小雪ちゃん
卒業後、一時は外資系企業に就職してたんだけど、
2000年代に入ってから、北京に小さな電子機器の店舗をオープンしたのがはじまり。

柴くん
えっ、最初はリアル店舗だったの?

小雪ちゃん
そう。CDやパソコンパーツを売ってたんだけど、
2003年のSARS流行で店舗を一時閉店せざるをえなくなって…。

柴くん
あっ、それってコロナの前の…中国で流行った感染症だよね。

小雪ちゃん
そのときに思いついたのが、「じゃあネットで売ればいいじゃん!」っていう発想。
これがJD.COM(京東)誕生のきっかけなんだよ。


3. JDの“真面目すぎる”戦略

柴くん
JDってアリババと同じネット通販の会社だよね?

小雪ちゃん
うん、でもスタイルはけっこう違うよ。

項目アリババ(淘宝・天猫)JD.COM(京東)
ビジネスモデルプラットフォーム型(出店形式)自社仕入れ+自社販売
配送外部業者中心自社配送(JDロジスティクス)
品質管理出店者まかせ(レビュー重視)自社チェックあり

柴くん
なるほど…JDは「Amazon寄り」って感じだね!

小雪ちゃん
そうそう。しかもJDは**「ニセモノは絶対に売らない」**っていう強いこだわりがあって、
中国ではかなり珍しい“誠実な会社”って評価があるんだよ✨


4. 名言で知る、劉強東の信念

小雪ちゃん
JDがここまで来たのは、劉強東のある哲学があったからこそ。

たとえばこんな言葉👇

“诚信比聪明更重要。”
Chéngxìn bǐ cōngmíng gèng zhòngyào.
「賢さより、誠実さのほうが大切だ」

柴くん
うわ、それカッコいいな…。
たしかに「ズルして賢いより、まっすぐなほうが信頼できる」って思う!

小雪ちゃん
うん、それがJDの会社文化になってて、
だからお客さんも社員も、「この会社信じられる」って思えるんだよね。


5. 未来へ:AI・物流・地方へ

小雪ちゃん
最近のJDは、ただの通販じゃないよ。いろんな分野に進出中!

  • AIを活用した在庫管理や自動配送
  • 無人倉庫・自動運転の配達ロボット
  • 地方や農村への物流ネットワーク整備
  • 医療・保険・フィンテック事業なども展開

柴くん
まさに「誠実なAmazon」って感じだね。しかも未来的!

小雪ちゃん
そう、JDは「どんなに田舎に住んでても、都市と同じ品質の暮らしを提供したい」っていうビジョンがあるの。
これ、めっちゃ素敵だと思わない?


☕まとめ:「信頼」は、一番地味で一番強い武器

柴くん
ジャック・マーのようなカリスマとはまた違うけど、
劉強東さんって“めっちゃ堅実でかっこいい”って思った!

小雪ちゃん
うん、“派手さ”より“信頼”。それがJDであり、劉強東の生き方だね。

柴くん
ぼくも今日から、テストのカンニングとか絶対しないで、誠実にやる!

小雪ちゃん
…そこ比べるところ?(笑)
でもいい心がけだよ🐾📦✨

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