🏢第２５３回　蘇泊爾（SUPOR）

― フライパンから世界へ！中国発キッチン家電の成功物語🍳✨

柴くん：「小雪ちゃん、“SUPOR（スーポー）”ってロゴ、
スーパーとかで見たことあるけど、中国のブランドだったの！？」

小雪ちゃん：「そうなの😊
“蘇泊爾（スーポー）”は中国で一番有名な調理家電メーカーなんだ！
炊飯器・フライパン・圧力鍋・電気ポット…
いわば“台所のオールラウンダー”って感じ🍲」

柴くん：「なるほど、パナソニックのキッチン家電に近いのかな？」
小雪ちゃん：「うん、でも始まり方はもっと庶民的だったんだよ😄」

小雪ちゃん：「SUPORは1994年、浙江省杭州市で誕生。
創業者は蘇增福（Su Zengfu）さん。
最初は小さな圧力鍋工場だったんだけど、
“安全で壊れない鍋”を作ったのがきっかけで人気になったの✨」

柴くん：「やっぱり中国は“鍋文化”が根強いもんね🍲」
小雪ちゃん：「そう！
しかも2000年代には調理家電にも進出して、
“鍋から家電へ”を実現したんだ。」

柴くん：「けっこう大きいね！
どのくらいの規模かというと…？」
小雪ちゃん：「日本のアイリスオーヤマとかティファールくらいのポジションかな✨」

柴くん：「え、仲間！？」
小雪ちゃん：「そう😄
実はSUPORは**2007年にフランスのSEBグループ（Tefal・Rowentaの親会社）**に
買収されたんだ。」

柴くん：「えっ、ティファールの仲間になってたの！？」
小雪ちゃん：「そうなの！
だから今は“中仏ハイブリッドブランド”になってるんだよ🇨🇳🤝🇫🇷」

小雪ちゃん：「SUPORが中国で爆発的に売れた理由は“安全な圧力鍋”🫕。
昔の鍋は圧がかかりすぎて危険だったけど、
SUPORは5重安全ロック構造を導入して一気に信頼を獲得したの。」

柴くん：「なるほど、安全性のイメージが強いのか。」
小雪ちゃん：「うん、今では中国家庭の“定番ブランド”になってて、
“鍋といえばSUPOR”って言葉があるくらい！」

小雪ちゃん：「最近のSUPORは、“かわいい家電”にも力を入れてるよ✨
丸いフォルムの炊飯器とか、淡いパステルカラーのトースターとか。
Z世代に人気のミニ家電シリーズがヒット中🎀」

柴くん：「ちょっとバルミューダっぽいね！」
小雪ちゃん：「そうそう！
“性能＋デザイン”の両立で、中国家電の印象を変えたブランドなんだ💡」

ブランド	国	年間売上（2024年）	主な製品	特徴
SUPOR（蘇泊爾）	中国	約3,500億円	鍋・調理家電	デザイン×安全性
Midea（美的）	中国	約5.5兆円	家電全般	世界的総合メーカー
Joyoung（九陽）	中国	約4,000億円	豆乳機・調理家電	ヘルシー志向
Tefal（ティファール）	仏	約3,000億円	鍋・フライパン	高品質・欧州ブランド
アイリスオーヤマ	日本	約3,000億円	生活家電	コスパ・実用性重視

柴くん：「けっこう世界のブランドと並んでるじゃん！」
小雪ちゃん：「そうなの！
特に“安全×かわいい”という新しい方向性で女性ユーザーを広げてるの✨」

「好锅，好生活。」
(Hǎo guō, hǎo shēnghuó.)
「いい鍋が、いい暮らしをつくる。」

小雪ちゃん：「短いけど、めっちゃ核心ついてる言葉でしょ？😌
“道具を通して暮らしを豊かにする”っていう姿勢がSUPORの原点なの。」

柴くん：「“調理家電＝便利”だけじゃなくて、
“生活を温める”感じがするね🍲」

小雪ちゃん：「SUPORはもう中国だけじゃなくて、
アジア・中東・ヨーロッパにも進出してる🌍
日本でもAmazonで“SUPOR炊飯器”が売ってるんだよ！」

柴くん：「へぇ〜、知らなかった！
普通に日本でも見かけるようになるかもね😳」