― “女性のためのスマホ”を追求した、中国のニッチブランド―
1|Doovはどんなことをしている会社?
柴くん:
「Doov(ドゥーブ?)」って読むのかな?あんまり聞いたことないけど、スマホの会社?
小雪ちゃん:
読み方は「ドゥオウェイ(Duǒwéi)」って読むよ。Doovは中国の女性向けスマートフォンに特化したブランドなんだ。
会社名は「朵唯手機(ドゥオウェイ・ショウジ)」、“花のように美しい+唯一無二”っていう意味が込められてるの。
柴くん:
へぇ〜、スマホに“女性向け”ってあるんだ。
小雪ちゃん:
Doovは「セルフィー(自撮り)とデザインの美しさにこだわるスマホ」で人気を集めてたんだよ。
いわば**“ガーリースマホ”の先駆け**って感じかな。
2|どんなスマホを出していたの?
柴くん:
どんな機種があったの?
小雪ちゃん:
たとえば「M系列」とか「L1」みたいなモデルで、パステルカラーのボディに、美顔補正機能つきの高性能カメラが搭載されてたの。
柴くん:
なんかプリクラみたいなスマホだね!
小雪ちゃん:
まさにそのイメージ!あと、ハート型に光る通知ランプとか、ミラー風デザインとか、他のスマホにはない可愛い機能が多かったよ。
3|どんな人たちに人気だったの?
柴くん:
やっぱり若い女子向け?
小雪ちゃん:
うん、特に中高生〜20代女性に人気だったみたい。
「スマホをアクセサリー感覚で持ちたい」っていう人たちの心をつかんだんだよね。
柴くん:
なるほど、スマホ=カメラじゃなくて、ファッションとして見てたんだね。
小雪ちゃん:
そう。男の子向けというより、「かわいくて、自撮りが盛れるスマホがほしい!」っていう女子のためのブランドだったんだ。
4|今はどうなっているの?
柴くん:
でも最近、聞かなくなった気がするな…
小雪ちゃん:
実はDoovは2020年ごろから存在感が薄れてきてて、スマホの主力市場からはほぼ撤退状態なんだ。
いまはスマホ事業というより、医療・健康機器やIoT関連にシフトしはじめてるの。
柴くん:
えっ、スマホやめちゃったの?
小雪ちゃん:
完全にやめたわけじゃないけど、OPPOやXiaomi、Huaweiとの競争に勝てなかったってのが大きいみたい。
5|それでも「かわいいスマホ」として記憶に残る
柴くん:
それって残念だけど、ちょっと応援したくなる話だね。
小雪ちゃん:
うん。でも「ガーリーなスマホを流行らせた先駆け」として、今でもファンがいるんだよ。
今のXiaomiのピンクモデルや、サンリオコラボ端末なんかも、Doovの流れを感じるって人もいるんだ。
柴くん:
つまり、スマホにも“性格”があるってことだね!
小雪ちゃん:
そう。Doovは「スマホはスペックだけじゃない、かわいさも性能のうち」ってことを教えてくれたブランドだったのかも🌸
6|まとめ:“かわいさ全振り”という価値を作ったスマホブランド
柴くん:
Doovって、技術とかスピードじゃなくて、気持ちに寄り添うスマホだったんだね。
小雪ちゃん:
うん。いわゆる“尖ったガジェット”じゃなくて、「使ってて気分が上がるスマホ」を目指してたんだよ。
今でもネットでは中古を探してるファンもいるみたい。
柴くん:
ちょっと昔のガラケーみたいな個性があって、おもしろいな!
小雪ちゃん:
スマホにも“かわいい文化”があった時代、それをつくったのがDoovだったんだね📱💕
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