― TikTokと双璧、中国“もう一つのショート動画王者” ―
1|どんな会社?
柴くん:
「小雪ちゃん、“快手科技(Kuaishou)”って、TikTokのライバルだって聞いたことあるけど、どんな会社なの?」
小雪ちゃん:
「快手は2011年に北京で設立された中国の動画プラットフォーム企業だよ。最初は“GIF画像の作成アプリ”としてスタートしたんだけど、その後ショート動画とライブ配信に特化して、急成長したんだ。」
柴くん:
「へぇ!TikTok(バイトダンス)がダンス動画で人気になったのと似てるね。」
小雪ちゃん:
「そうなんだけど、快手の特徴は“リアルな日常”を重視してるところ。農村の暮らし、屋台での食事、地元の歌や踊り…そういう素朴な動画が多いんだよ。」
2|どれくらい大きいの?
小雪ちゃん:
「2024年の売上は約1.8兆円。アクティブユーザーは世界で約7億人。TikTokほどの世界的ブランドではないけど、中国国内では“二大巨頭”の一角を占めてるんだ。」
柴くん:
「7億人!?日本の人口の6倍以上だね。すごい!」
小雪ちゃん:
「しかも香港証券取引所に上場していて、時価総額は一時10兆円を超えたこともあるんだよ。」
3|サービスの特徴
小雪ちゃん:
「快手のサービスは大きく3つに分けられるよ。」
- ショート動画
- 日常の記録や素朴な暮らしをシェア
- TikTokに比べて“リアル路線”
- ライブ配信
- 農村の農産物販売や歌配信が人気
- 視聴者からの“投げ銭”が大きな収益源
- EC(ライブコマース)
- 配信中に商品を紹介してそのまま購入できる
- 服や食品、農産物まで幅広い
柴くん:
「へぇ!TikTokは“エンタメ重視”なのに対して、快手は“生活重視”って感じだね。」
4|なぜ人気なの?
柴くん:
「でもどうしてTikTokじゃなくて快手を使う人が多いの?」
小雪ちゃん:
「理由は“共感”。快手は農村や地方都市のユーザーが多いから、“自分と同じ暮らしの人”が出てくる。だから都市部のきらびやかな動画よりも、親近感を持てるんだ。」
柴くん:
「なるほど。TikTokが“憧れ”、快手が“共感”なんだね。」
5|マネタイズ(どう儲けてる?)
小雪ちゃん:
「快手の収益の柱は3つ。」
- 広告:ショート動画に流れる広告
- ライブ配信の投げ銭:ユーザーが配信者に送るギフトの手数料
- EC手数料:ライブコマースの売上から一定割合を徴収
柴くん:
「特にライブ配信が強いんだね。」
小雪ちゃん:
「そう。中国では“ライブ配信で商品を売る”のが当たり前になってて、快手はその先駆者でもあるんだ。」
6|ライバルTikTokとの違い
小雪ちゃん:
「TikTok(中国版は“抖音”)との違いをまとめるとこうなるよ。」
- TikTok:都市部ユーザー中心、エンタメ性、AIレコメンドが強い
- 快手:地方・農村ユーザー中心、リアル路線、コミュニティ重視
柴くん:
「つまり“都会 vs 地方”、“憧れ vs 共感”の戦いってことだね。」
7|海外展開
小雪ちゃん:
「快手は“海外進出”にも挑戦していて、“Kwai”という名前で南米や東南アジアで展開してるよ。特にブラジルやインドネシアで人気なんだ。」
柴くん:
「へぇ!TikTokが欧米を攻めて、快手は新興国を攻めてる感じなんだね。」
8|課題
小雪ちゃん:
「ただし課題もあるよ。」
- 収益性の低さ:赤字が続いていて黒字化が課題
- 競争激化:TikTok、Bilibili、WeChat動画などライバル多数
- 規制リスク:政府が配信内容を規制する可能性
柴くん:
「たしかに、ユーザー数は多いけど稼ぎにくいんだね。」
9|日本との関係
小雪ちゃん:
「日本でも“Kwai”という名前でアプリが配信されてたけど、TikTokに押されてあまり普及しなかったんだ。でも、中国市場や新興国市場では根強い存在感があるよ。」
柴くん:
「なるほど、日本だとTikTok一強だけど、中国や世界では“二強”なんだね。」
まとめ
- **快手科技(Kuaishou)**は2011年設立、北京本社の動画プラットフォーム企業
- 売上は約1.8兆円(2024年)、ユーザー数は7億人超
- TikTokに対抗する“中国の二大巨頭”の一つ
- 特徴は“リアル・共感路線”、農村や地方ユーザーに強い
- ライブ配信・ECが大きな収益源
- 海外では“Kwai”ブランドで南米・東南アジアに展開
- 課題は収益化と規制リスク
小雪ちゃん:
「快手は“もう一つのTikTok”じゃなく、“共感型SNS”として独自の道を歩んでるんだよ。」
柴くん:
「なるほど!TikTokが“夢を見せる”なら、快手は“日常を映す”アプリなんだね。」
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