肉ビジネス、日中でこんなに違う!
1. 名前からしてキャラが違う
柴くん:ねぇ小雪ちゃん、「双匯(Shuanghui)」って名前、なんかRPGのボスっぽくない?「双龍合体!双匯!」みたいな。
小雪ちゃん:それは発想が斬新すぎ(笑)。でも実際「双=二つ」「匯=集める」って意味だから、“肉の力を二倍に集めた”って感じで強そうではあるよね。
柴くん:やっぱりボスじゃん!で、日本だと「日本ハム」「伊藤ハム」って、もう“ハムそのまんま”。めっちゃわかりやすい。
2. どのくらい大きいの?
柴くん:で、実際の規模感ってどうなの?
小雪ちゃん:双匯の親会社、WH Groupは世界最大級のお肉グループ。売上はざっくり4兆円くらいだよ。
柴くん:4兆円!?それって、日本の「日本ハム」と「伊藤ハム」を足しても届かないくらいじゃん。
小雪ちゃん:そう。日本ハムは約1.3兆円、伊藤ハム米久は約5,000億円規模だから、合わせても双匯に全然かなわない。
柴くん:肉の“進撃の巨人”って感じだな…。
3. 成り立ちの違い
柴くん:なんでそんなに大きくなれたの?
小雪ちゃん:ポイントは2013年の大事件。双匯がアメリカの**スミスフィールド(Smithfield Foods)**を買収したの。これが当時「中国企業がアメリカ企業を買った史上最大」って言われた。
柴くん:え、アメリカのホットドッグやベーコンの会社でしょ?球場とかで食べるやつ!
小雪ちゃん:そう。つまり中国の消費市場+アメリカの供給力っていう“肉の二刀流”ができあがったわけ。
柴くん:大谷翔平ならぬ“大谷ハム平”だな!
4. 商品スタイルの違い
柴くん:スーパーで並んでるものも違う?
小雪ちゃん:ぜんぜん違うよ。
- 双匯:ソーセージや冷蔵肉がずらっと。量が多くて値段は安め。中国では“日常の食材”ってイメージ。
- 日本ハム:シャウエッセン、チキチキボーン、あと冷凍食品や惣菜もある。健康志向の減塩ハムなんかも。
- 伊藤ハム:家庭の朝食に出てきそうなベーコンやロースハム。それから「お中元・お歳暮ギフト」の高級セット!
柴くん:あ、確かに日本だと「ハム=贈り物」のイメージあるわ。親戚から箱でもらって冷蔵庫にずっと鎮座してるやつ(笑)。
小雪ちゃん:そうそう。中国にはあんまりそういう文化はないから、ギフト文化が日本独特なんだよ。
5. ビジネス文化の違い
柴くん:じゃあ、ビジネスの考え方も違う?
小雪ちゃん:うん。
- 双匯は「とにかく全国に安く、たくさん流す」が基本。巨大人口を支えるための“量の勝負”。
- 日本ハムや伊藤ハムは「品質・多品種・ブランドイメージ」を大事にしてる。“質の勝負”。
柴くん:量で押す中国、質で勝負の日本。格ゲーなら“パワー型 vs テクニック型”だな。
6. マーケティングも違う
柴くん:宣伝とかどう違うの?
小雪ちゃん:
- 双匯:流通とECが大事。田舎から都会まで広い国土にどう届けるか、そっちが勝負。
- 日本ハム:スポーツに絡めるのが得意。だってプロ野球チームを持ってるんだもん。
- 伊藤ハム:デパートやスーパーで「高級ギフト」として見せるのが得意。
柴くん:なるほど、日本ハムは「野球でお父さん心をつかむ」、伊藤ハムは「ギフトでお母さん心をつかむ」、双匯は「とにかく国民全員を胃袋でつかむ」ってことか。
7. 安全と信頼
柴くん:食べ物だから安全性も大事だよね。
小雪ちゃん:もちろん。
- 双匯は「広大な国土+巨大ボリューム」を安全に回すことが課題。アメリカの品質管理ノウハウを取り入れて強化中。
- 日本企業は「細かい基準と表示の正確さ」を武器にしてる。ちょっとでも不安があると消費者にすぐ指摘されるから、透明性が重視されるんだよ。
柴くん:日本人って、ラベルに書いてある「原材料:豚肉(国産)」とか、めっちゃ気にするもんね。
8. 未来のテーマ
柴くん:じゃあこれからどうなる?
小雪ちゃん:
- 双匯は中国の中間層向けに“ちょっと高級な肉製品”を強化していくと思う。
- 日本ハムや伊藤ハムは「健康志向」「簡単に食べられる惣菜・冷凍」「海外進出」がテーマ。
- 両者共通で大事なのは「環境・動物福祉」だね。豚の育て方やCO2削減がブランド力につながる時代になってる。
柴くん:お肉でエコを考える時代かぁ。僕もベーコン食べすぎ注意しよ…。
9. まとめ
小雪ちゃん:まとめると――
- **双匯(WH Group)**は「量の帝国」。世界4兆円規模で、中国の胃袋を支えつつアメリカから供給。
- 日本ハムは「多品種・ブランドの総合力」。スポーツや冷凍食品でも存在感。
- 伊藤ハムは「家庭とギフト」の名手。お中元文化を支える存在。
柴くん:なるほど!同じお肉でも、“毎日のごはんを守る帝国”と“食卓を豊かにする職人たち”っていう違いなんだね。
小雪ちゃん:そういうこと。日中の肉ビジネスを見比べると、食文化の違いがすっごくはっきり出るんだよ。
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