🌟第435回 曹徳旺(ツァオ・ダーワン)とは?極貧から世界最大のガラス王へ——アメリカ工場がオスカー映画になった男

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柴くん:小雪ちゃん、車のフロントガラスって、どこの会社が作ってるか考えたことある?🤔

小雪ちゃん:実は世界の車の4台に1台くらいは、中国の一社が作ったガラスを使ってるって言われてるんだよ✨ 福耀玻璃(フーヤオガラス)の創業者・曹徳旺(ツァオ・ダーワン)さんの話をしようね。

1. 没落した名家の少年、14歳で学校を去る

柴くん:どんな子ども時代だったの?

小雪ちゃん:1946年、福建省福清市の生まれ。実はお父さんはかつて上海でデパートを経営していた人だったの。でも戦乱で財産を失い、一家は貧しい暮らしに逆戻りしてしまうんだよ💦

小雪ちゃん:曹少年は学費が払えず、わずか14歳で学校を去ることになるの。そこから何年も、食べていくための仕事を転々とするんだよ。

2. タバコの葉売り、自転車修理……何でもやった10代

柴くん:具体的にはどんな仕事を?

小雪ちゃん:タバコの葉の行商、野菜の栽培と販売、自転車の修理、果物売り……とにかく手に職はなく、体一つで稼げるものは何でもやったの😳

柴くん:そこからどうやってガラス業界に?

小雪ちゃん:転機は1976年、地元の水道メーター工場で働き始めたこと。真面目な働きぶりが認められて、後にガラス工場の経営を任されるようになるんだよ。

3. 「なぜ中国は自動車ガラスを輸入するのか」という疑問

柴くん:ガラス工場からどう大きくなったの?

小雪ちゃん:1980年代、曹徳旺さんはあることに気づくの。当時、中国の自動車メーカーはフロントガラスをほぼ全量、海外から高値で輸入していたんだよ。

小雪ちゃん:「これだけ需要があるのに、なぜ自分たちで作らないんだろう」——そう考えた彼は、1987年に福耀玻璃を設立。自動車用ガラスの国産化に人生を賭けたの🎯

4. 世界最大の自動車ガラスメーカーへ

柴くん:それが今では世界一なんだよね?

小雪ちゃん:うん。品質と価格の両方で海外メーカーに勝ち、世界の自動車ガラス市場でシェアトップに立ったの。トヨタ・フォルクスワーゲン・GMなど、世界中の名だたる自動車メーカーに納入しているんだよ✨

5. オハイオ州の工場が、オスカー映画になった

柴くん:ドキュメンタリー映画になったって聞いたけど?

小雪ちゃん:そうなの!2014年、閉鎖されたGMの工場があったオハイオ州デイトン近郊に、福耀玻璃が工場を新設したの。地元に2000人規模の雇用を生んだことで大きな話題になったんだよ。

小雪ちゃん:中国式の働き方とアメリカの労働文化がぶつかり合う様子を追ったドキュメンタリー「アメリカン・ファクトリー」は、オバマ元大統領夫妻の製作会社が手がけ、2020年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したんだよ🏆

柴くん:自分の工場が映画になるって、すごい体験だね……。

6. 資産の大半を寄付する「玻璃大王」

柴くん:曹徳旺さんって、寄付でも有名なんだよね?

小雪ちゃん:うん、中国では「玻璃大王(ガラス王)」だけじゃなく「中国で一番気前のいい富豪」とも呼ばれているの。自分の持つ福耀玻璃株の大部分を、河仁慈善基金会という財団に寄付していて、その総額は日本円で数千億円規模と言われているんだよ💰

小雪ちゃん:貧しさを知っているからこそ、教育や災害支援に資産を回す——という考え方が根っこにあるみたい。

まとめ

柴くん:14歳で学校を辞めた少年が、世界一のガラスメーカーを作って、映画の題材になって、資産の大半を寄付する……壮大すぎる人生だね。

小雪ちゃん:そうなの。「なぜこれを輸入に頼っているんだろう」という一つの疑問から始まった物語だよ✨ 身近な当たり前を疑うところから、大きな仕事は始まるのかもしれないね。

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