🌟第136回 孫飄揚とは?中国製薬王・恒瑞医薬を育てた薬学博士の経歴と哲学を5分で解説

孫飄揚 スン・ピャオヤン 恆瑞医薬(Hengrui)創業者 中国の経営者

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― 恒瑞医薬を中国No.1製薬に育てた経営者 ―

孫飄揚(スン・ピャオヤン)は、中国最大級の製薬会社・恒瑞医薬(Hengrui)の創業経営者。「コピー薬」に頼っていた中国の製薬業界を「新薬で世界と戦う」産業に変えた研究者出身の経営者です。この記事では、その経歴と哲学を5分で解説します。


1|どんな人?30秒プロフィール

柴くん:
「小雪ちゃん、“孫飄揚(スン・ピャオヤン)”って誰なの?」

小雪ちゃん:
「孫さんは恒瑞医薬(Hengrui Medicine)を中国トップクラスの製薬会社に育てた経営者だよ。1958年生まれで薬学博士の学位を持つ研究者出身。安徽省で育って、薬の研究を土台にキャリアを積み上げた人なんだ。」

柴くん:
「研究者がそのまま会社のトップになったんだ!だから恒瑞が“研究重視”なんだね。」

小雪ちゃん:
「そう。しかも面白いのは、奥さんの鍾慧娟(ジョン・フイジュエン)さんも製薬大手・翰森製薬(Hansoh Pharma)を率いる経営者だってこと。夫婦そろって中国製薬界を代表する“パワーカップル”として有名なんだよ。」


2|恒瑞医薬ってどんな会社?

柴くん:
「そもそも恒瑞医薬って、どれくらいすごい会社なの?」

小雪ちゃん:
「江蘇省連雲港に本社を置く、中国を代表する製薬会社だよ。がん治療薬を中心に、麻酔薬や造影剤などを手がけていて、上海証券取引所に上場している(銘柄コード600276)。中国の製薬会社の時価総額ランキングでは常に上位の常連なの。」

柴くん:
「地方都市の会社が中国トップクラスまで行ったんだ!」


3|“ジェネリック”から“新薬”への大転換

小雪ちゃん:
「1990年代、中国の製薬会社の多くは、特許が切れた薬をコピーして作る“ジェネリック薬”に依存していたんだ。でも孫さんは“それじゃ世界と戦えない”と考えて、恒瑞を“新薬中心の企業”へと方向転換させたんだよ。」

柴くん:
「新薬って、開発に10年以上もかかるんだよね?すごくリスクが大きそう…」

小雪ちゃん:
「そう。成功率も低いし、莫大なお金がかかる。でも孫さんは“未来を切り拓くにはイノベーションしかない”と決めて、売上の15%以上を研究開発に投資するという思い切った経営をしたんだ。当時の中国では異例中の異例だよ。」

柴くん:
「目先の利益より10年後の武器を選んだんだね。」


4|名言ににじむ信念

小雪ちゃん:
「孫さんの代表的な言葉がこれだよ。」

『創新是企業的生命』
(Chuàngxīn shì qǐyè de shēngmìng)
イノベーションこそが企業の生命だ。

柴くん:
「シンプルだけどカッコいい!研究者らしい言葉だね。」

小雪ちゃん:
「この信念があったからこそ、恒瑞は“コピー薬の会社”から“新薬メーカー”へと成長できたんだよ。」


5|人材重視の経営

柴くん:
「孫さんって、研究だけに強いタイプ?それとも経営も得意なの?」

小雪ちゃん:
「両方だね。孫さんは“人材こそ製薬の最大資産”という考え方を持っていて、社員教育に力を入れたんだ。若手研究者を海外に送り出したり、欧米の製薬大手から人材をスカウトしたりして、恒瑞を国際的な研究チームにしたんだよ。」

柴くん:
「なるほど!薬の開発は頭脳戦だから、人材への投資が一番大事なんだね。」


6|引退、そして再登板

小雪ちゃん:
「孫さんは一度、経営トップの座を後進に譲ったんだけど、業績が伸び悩んだ2021年に会長として現場に戻ってきたの。創業者が再登板して立て直すあたり、会社への責任感の強さを感じるよね。」

柴くん:
「創業者の復帰で会社が締まるって、中国でも日本でもある話だね。」


7|世界への挑戦

小雪ちゃん:
「孫さんは“恒瑞を世界トップ製薬企業の仲間入りさせる”というビジョンを掲げているんだ。中国国内での強さを基盤に、アメリカやヨーロッパで臨床試験を進めて、グローバル新薬を作ろうとしてる。」

柴くん:
「つまりファイザーやロシュと同じ土俵に立とうとしてるんだね!」

小雪ちゃん:
「そう。まだ売上規模では及ばないけど、中国の巨大市場を背景にすれば、恒瑞が世界で存在感を出すのは十分あり得るんだよ。」


まとめ

  • 孫飄揚は恒瑞医薬を中国トップ製薬に育てた経営者。1958年生まれ・薬学博士
  • “ジェネリック依存”から“新薬中心”へ会社を大転換。売上の15%以上を研究開発へ
  • 名言は「創新是企業的生命(イノベーションこそが企業の生命)」
  • 人材投資を重視し国際的な研究チームを形成。2021年には会長として再登板
  • 恒瑞医薬は上海上場(600276)。妻の鍾慧娟も翰森製薬を率いる製薬経営者

小雪ちゃん:
「孫さんは、中国製薬の“コピーの時代”を終わらせた人なんだよ。」

柴くん:
「なるほど!未来のノーベル賞級の薬が中国から出るとしたら、その背景には孫さんがいるってことだね。」


❓ よくある質問(FAQ)

Q.孫飄揚(スン・ピャオヤン)とは誰ですか?

A.中国最大級の製薬会社・恒瑞医薬を育てた経営者です。1958年生まれ、薬学博士の研究者出身で、「コピー薬」中心だった中国製薬業界を「新薬開発」へ転換させた人物として知られます。

Q.恒瑞医薬とはどんな会社ですか?

A.江蘇省連雲港に本社を置く中国トップクラスの製薬会社で、がん治療薬を中心に手がけています。上海証券取引所に上場しています(銘柄コード600276)。

Q.恒瑞医薬の株は買えますか?

A.上海上場のA株銘柄(600276)のため、日本の証券会社では取り扱いが限られます。取扱状況は各証券会社でご確認ください。

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