🏢第283回 衆凌科技(Zhongling Technology)とは?日本独占のFMMに挑む中国企業を5分で解説

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― 日本の独占を打ち破る!? 有機ELの「心臓部」を作る、中国ハイテク界のダークホース ―

衆凌科技(Zhongling Technology)は2020年設立の中国企業。iPhoneやハイエンドスマホの有機EL(OLED)画面づくりに欠かせないFMM(ファインメタルマスク)で、長らく日本企業が独占してきた市場に挑んでいます。この記事では、その技術と戦いを5分で解説します。


1|衆凌科技とは?30秒でわかる会社概要

柴くん:ねぇ小雪ちゃん、「衆凌科技」って聞いたことない名前だけど、どんな会社なの?

小雪ちゃん:2020年に設立された、まだ若い中国のハイテク企業だよ。作っているのはスマホの画面…ではなくて、画面を作るための超精密部品「FMM」。表舞台には出ないけど、ハイエンドスマホの画質を左右する「縁の下の力持ち」なんだ✨

柴くん:部品の、そのまた道具を作る会社ってこと?

小雪ちゃん:そう!だから一般には無名だけど、業界では「中国ディスプレイ産業の救世主」とまで呼ばれているの💡


2|FMMとは?「スマホの画面」を支える目に見えない職人技

柴くん:そもそもFMMって何?なんだか難しそうな名前だね。

小雪ちゃん:iPhoneやハイエンドスマホに使われている有機EL(OLED)画面を作るには、FMM(ファインメタルマスク)という、髪の毛よりも細い穴が数百万個も開いた超精密な鉄の板が必要なのよ。

柴くん:数百万個の穴!?想像がつかないや。

小雪ちゃん:簡単に言うと、画面のピクセル(光る点)を正確に並べるための『型紙』だね。この型紙の精度が悪いと、画面の色ズレやムラが出ちゃう。だから有機ELの「心臓部」と言われるんだよ。

小雪ちゃん:そしてこの分野、実はこれまで日本の大日本印刷(DNP)が世界シェアのほとんどを握っていた「日本企業の絶対領域」だったの💡


3|「日本から買えないなら、自分たちで作る!」

柴くん:そんなにすごい日本の技術に、若いベンチャーが挑んでいるの?

小雪ちゃん:そう!最新のレーザー技術や電気鋳造(電鋳)を駆使して、厚さわずか20マイクロメートル(髪の毛の4分の1!)の超極薄マスクを自前で作っちゃったの。

柴くん:どうしてそこまでして国産化にこだわるの?

小雪ちゃん:中国のスマホメーカーにとって、画面の心臓部を海外1社に頼るのは大きなリスクだからね。日本からの供給制限に備えて、中国メーカーはこぞって衆凌科技を応援しているんだよ🐾


4|最新スマホ「Xiaomi 17 Pro Max」にも採用!?

柴くん:で、その技術はもう実際に使われているの?

小雪ちゃん:ええ!2026年最新のフラッグシップモデル、Xiaomi 17 Pro Maxといったハイエンドスマホの画面製造に、衆凌科技のFMMが採用されているというニュースが業界を駆け巡っているわ💰

柴くん:シャオミの最高級モデルに使われるなんて、本物の実力だね!

小雪ちゃん:そうなの。2026年には約90億円(4億元)の大型資金調達も実施して、工場のラインをさらに拡大している最中なの。


5|材料まで「100%国産」へのこだわり

柴くん:材料は日本から買っているの?

小雪ちゃん:そこが彼らのプライド!マスクの材料になる特殊な合金(インバー材)まで、中国の鉄鋼メーカーと協力して100%国産化しちゃったの。これで、どこの国からも邪魔されずに最先端の画面を作れる体制が整ったんだよ✨

柴くん:材料から自分たちで作るなんて、執念を感じるねぇ🐾


6|2026年、次なる戦場は「第8.6世代」

柴くん:スマホの次は、何を狙っているの?

小雪ちゃん:今は、タブレットやノートPC向けの大きな画面(第8.6世代)に挑んでいるわ。画面が大きくなるほどマスクを作るのは難しくなるけど、ここでも日本企業と真っ向勝負を仕掛けているの。2026年は、まさに「画面の覇権争い」のクライマックスなんだよ🔥

柴くん:地味な鉄の板だけど、世界を動かす大きな武器なんだね。


7|衆凌科技の株は買える?

柴くん:こんな成長企業なら、株を買ってみたくなるなぁ。

小雪ちゃん:残念だけど、衆凌科技はベンチャーキャピタルから資金調達している段階の非公開企業で、株式市場には上場していないの(2026年7月時点)。個人が株を買うことはできないんだ。

小雪ちゃん:中国のハイテク企業に投資したいなら、上場している企業から選ぶのがいいよ。中国株おすすめ銘柄中国株のはじめ方にまとめてあるからね。


8|柴くんのまとめ

  • 衆凌科技は2020年設立。有機ELの心臓部「FMM」を作る中国のハイテク企業
  • FMMは髪の毛より細い穴が数百万個開いた「画面の型紙」。日本のDNPがほぼ独占してきた領域
  • 厚さ20マイクロメートルの超極薄マスクを自社開発し、材料のインバー材まで100%国産化
  • Xiaomi 17 Pro Maxへの採用報道、約90億円の資金調達で生産拡大中
  • 次の戦場はタブレット・ノートPC向けの「第8.6世代」。日本企業との真っ向勝負が続く

柴くん:日本の独占技術を、わずか数年でキャッチアップして、材料まで自前で作っちゃう。衆凌科技はまさに、中国ハイテクの「底力」を象徴する会社だね。ぼくもいつか、自分の存在を「20マイクロメートル」の精度で管理して、ムダのない生活を送ってみたいなぁ🐾

小雪ちゃん:あはは、柴くんの場合は、その「お腹の脂肪」の厚みをマイクロメートル単位で測るところから始めたら?精度高くダイエットできるかもよ!🔬✨


❓ よくある質問(FAQ)

Q.衆凌科技(Zhongling Technology)とは何の会社?

A.2020年設立の中国企業で、有機EL(OLED)画面の製造に欠かせない超精密部品「FMM(ファインメタルマスク)」を開発・製造しています。

Q.FMMとは何ですか?

A.有機EL画面のピクセルを正確に並べるための超精密な金属マスク(型紙)です。髪の毛より細い穴が数百万個開いており、長らく日本の大日本印刷(DNP)が世界市場をほぼ独占してきました。

Q.衆凌科技の株は買えますか?

A.2026年7月時点で株式市場に上場していないため、個人が株を購入することはできません。

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