🌟第23回 程維(チェン・ウェイ)とは?DiDi創業者・配車戦争とUberを制した男を5分で解説

程維 (チェン・ウェイ) - 経営者 イメージ画像 中国の経営者

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📌 結論ファースト 程維(チェン・ウェイ)は、中国配車アプリの覇者DiDi(滴滴出行)の創業者。アリババ営業出身の29歳が、80社の配車戦争とUberとの死闘を制して頂点へ。しかしNY上場の直後に規制の逆風で急転落——「速さで勝ち、速さでつまずいた」中国スタートアップ史の主人公の一人です。

柴くん:中国でタクシー呼ぶならDiDiだよね。作った人ってどんな人?🚕

小雪ちゃん:程維(チェン・ウェイ)。エリートでも技術者でもない、アリババの営業マン出身よ。彼の物語は「実行の速さ」がすべてを決めた10年——そして、その速さの代償まで教えてくれるの✨

1. 程維とは?30秒プロフィール

名前 程維(チェン・ウェイ/Cheng Wei)
生まれ 1983年・江西省
前職 アリババで8年(B2B営業→アリペイ部門)
創業 2012年・29歳で北京にて小桔科技(DiDiの運営会社)を設立
実績 配車戦争と対Uber戦に勝利し、中国配車市場をほぼ制圧
株式 米OTC市場で取引(DIDIY)※主要ネット証券では買いにくい

2. アリババ「鉄軍」で鍛えられた営業マン

小雪ちゃん:程維の出発点は、アリババの伝説の営業部隊——通称「中供鉄軍」。足で稼ぐ飛び込み営業で8年鍛えられ、20代でアリペイ部門の管理職に。ここで学んだ「実行がすべて」の文化を持って、2012年、29歳で独立したの。

目をつけたのは「北京で雨の日にタクシーが捕まらない」という誰もが知る不満。スマホでタクシーを呼ぶ「滴滴打車」の誕生よ📱

3. 80社の大乱戦と「補助金戦争」

小雪ちゃん:当時、同じ発想の配車アプリは中国に数十社もひしめいていた。勝敗を分けたのは速さと資金。程維はテンセントを味方につけ、最大のライバル「快的打車」(アリババ系)と補助金の撃ち合いを展開——乗客にも運転手にもお金を配る焦土戦の末、2015年に両社は電撃合併。DiDiが盟主になったの。

4. 対Uber戦——世界王者を中国から「卒業」させた

柴くん:でも次はUberが来たんでしょ?世界最強じゃん…。

小雪ちゃん:ここが程維の歴史的勝利。資金力で勝るUberに対し、DiDiは中国の道路事情・決済・地図に密着した現地力と、アップル出資(10億ドル)まで取り付ける外交力で対抗。2年の消耗戦の末、2016年、Uberは中国事業をDiDiに売却して撤退した。ゴールドマン・サックス出身の柳青(リウ・チン)を口説いて社長に迎えた人事も、この戦いの伏線だったわ。

5. 頂点からの急転——上場4日後の悪夢

小雪ちゃん:2021年6月、DiDiはニューヨーク証券取引所に上場。でもその直後、データ安全をめぐる当局の審査が始まり、アプリは新規ダウンロード停止に。株価は急落し、翌2022年にNY上場廃止、80億元(約1,600億円)の罰金——わずか1年で天国と地獄を往復したの。

2023年に審査は終わり、アプリは復活。いまは米OTC市場(DIDIY)で取引されながら、再上場の観測が続いている状態よ。

6. 学び——柴くんメモ

🐕 ①営業出身の強さ——技術がなくても「実行の速さ」は最強の武器になる。②敵を減らす合併・敵を味方にする外交——快的との合併もアップル出資も「戦わずに勝つ」一手。③速さの代償——規制との対話を後回しにした急拡大は、いつか請求書が来る。DiDiはその教科書。

7. 投資の視点|DiDi株は日本から買える?

小雪ちゃん:正直に言うと、DiDiは現在米OTC市場(DIDIY)での取引が中心で、日本の主要ネット証券では基本的に買えません。再上場が実現すれば状況は変わる可能性があるわ。いま買える中国株から探すなら中国株おすすめ銘柄10選、口座づくりは中国株のはじめ方をどうぞ。※投資は元本保証がなく、最終判断はご自身の責任で。

❓ よくある質問(FAQ)

Q. 程維(チェン・ウェイ)とは誰?
A. 中国最大の配車アプリDiDi(滴滴出行)の創業者です。アリババの営業出身で、2012年に29歳で創業。配車戦争とUberとの競争を制し、中国の移動インフラを作りました。
Q. DiDiとUberの関係は?
A. 2016年、UberはDiDiとの激しい競争の末に中国事業をDiDiへ売却して撤退しました。世界王者が中国市場で敗れた象徴的な事例とされます。
Q. DiDi株は日本から買える?
A. 現在は米OTC市場(DIDIY)での取引が中心で、日本の主要ネット証券では基本的に購入できません。再上場観測が続いています。

まとめ

小雪ちゃん:程維は「実行の速さ」で世界王者に勝ち、「速さの代償」も払った人。栄光と挫折がこれほど濃縮された10年は、中国スタートアップ史でも稀有よ。DiDiの次の一手は、今も中国テック界の注目の的なの🚕

柴くん:勝っても負けても学びがある人生だなあ…目が離せないや。